ドライブレコーダーを使って駐車監視するために必要な内容をまとめてみました。
Googleから検索で来られる方が非常に多いので、記事内容をアップデートしました(2019年9月14日)。
ドライブレコーダーの駐車監視機能とは?
「駐車監視機能」とは、その名の通り、車のエンジンを切った後もドライブレコーダーの録画を継続し、駐車中の当て逃げやいたずら犯の特定をするという機能です。
ドライブレコーダー自体に駐車監視機能を持っている機種は、基本的には下記のどちらかで駐車監視機能を実現しています。
①車の常時電源から電源を取得するタイプ
②レコーダーの内蔵バッテリーから電源を取得するタイプ
これに加えて、今回紹介するモバイルバッテリーを使った駐車監視もあるのですが、まずはドライブレコーダー搭載の機能の特徴について見てみます。
①常時電源から電源取得するタイプ
ヒューズボックスなどから直接常時電源を取り、ドライブレコーダーに接続するタイプです。
自分が利用しているコムテックHDR-751Gもこのタイプになります。
コムテック ドライブレコーダー HDR-751G 200万画素 Full HD 日本製&3年保証 常時録画 衝撃録画 GPS レーダー探知機連携 補償サービス2万円 HDR-751G
このタイプは常時電源以外にACCからも電源を取っており、ACC電源が遮断される(≒エンジンオフ)と、電源を常時電源に切り替え、駐車監視録画を開始します。
常時電源でずっとドライブレコーダーを駆動させていると、当然車載バッテリーが上がってしまいますので、録画開始から一定時間経過後で録画終了または、バッテリーが一定電圧以下で録画終了といった形になっています。
電圧監視機能があるとはいえ、バッテリー上がりのリスクや車載バッテリーの酷使に繋がるのがデメリットと言えます。
②レコーダーの内蔵バッテリーから電源を取得するタイプ
続いて、レコーダー自体にバッテリーを内蔵させ、メインの電源遮断と同時に内蔵バッテリーを使って駐車監視録画をするタイプです。
モデルとしては、パイオニアのVREC-DH400や、VREC-DH600、アーキサイトのX-RUN M7あたりが該当します。
ドライブレコーダーをモバイルバッテリーで駆動する方法もある
バッテリー内蔵タイプはお手軽なのがメリットですが、レコーダーに内蔵できるバッテリーの容量と性能はたかが知れているので、録画時間が短い(VREC-DH600の場合500mAh&満充電で50分録画)、充電に時間がかかる(約3時間)といった制約があります。
ドライブレコーダーメーカーが用意しているのは上記2タイプなのですが、スマホの充電に使うモバイルバッテリーを利用することでも駐車監視機能を持たせることが可能です。
実際、自分はリア用のドライレコーダーとして取り付けたAUTO-VOX D6 PRO
(現在はユピテルSN-SV40cに換装)でモバイルバッテリーで最大17時間程度の記録に対応させています。方法としては、ACCからのUSB出力をモバイルバッテリーの入力に繋げて、モバイルバッテリーの出力をドライブレコーダーの電源に繋げます。
通常のドライブレコーダーとACC電源の間にモバイルバッテリーを挟むような感じです。
モバイルバッテリーを利用した場合のメリット
モバイルバッテリーで駐車監視機能を利用するメリットは3つあります。
1) 駐車監視機能がないモデルでも駐車監視録画ができる
2) 常時電源が取れない場所でも駐車監視録画ができる
3) 短時間で充電できたり長時間録画が可能
1) 駐車監視機能がないモデルでも駐車監視録画ができる
モバイルバッテリーを電源として利用すれば、メーカーが純正で常時電源接続ケーブルを用意してないモデルやバッテリー非内蔵型のモデルでも駐車監視録画ができるようになります。
2) 常時電源が取れない場所でも駐車監視録画ができる
常時電源接続タイプの機種の場合、フロントと違ってリア周りなど常時電源が取りにくい場所では駐車監視機能が使えませんが(フロントから配線を引き回せば駐車監視可能だが配線が大変…)、モバイルバッテリーを使えば常時電源に関係なく駐車監視機能が利用できます(ACC電源は必要ですが、常時電源よりは確保しやすい)。
3) 短時間で充電できたり長時間録画が可能
最近のモバイルバッテリーは内蔵型とは比較にならないくらい大容量です。最も安いモデルでも3,000mAh、少し大きめのモデルでは10,000mAh以上。
それに対してパイオニアのVREC-DH600の場合、内蔵バッテリーの容量は500mAhなので比較になりません。
また、モバイルバッテリーはQuick Charge3.0など急速充電に対応していれば10分の充電(=走行)で1時間の録画が可能です。
上記のVREC-DH600の場合、50分駆動させるために3時間の充電が必要なので、その差は明らかです。
モバイルバッテリーで駐車監視機能を利用するには?
モバイルバッテリーが利用できる条件
どんなドライブレコーダーでもモバイルバッテリーで駐車監視機能が利用できるわけではなく、条件があります。
それは、「ドライブレコーダーの電源がUSB入力である(=USB端子)」ということです。
USB端子であれば、Mini USBでもMicro USBでも問題ありません。
これはモバイルバッテリーの出力が基本的にUSBだからです。
また、USB出力は5Vですので、コムテックのHDR-751Gのような独自端子や、12V電源をそのまま入力するようなモデルの場合は、モバイルバッテリーを利用した駐車監視機能は利用できません。
そのような場合、素直に常時電源接続などメーカーが用意した方法に従うしかありません。
パススルー対応のモバイルバッテリーなら駐車監視が自動化
また、モバイルバッテリーがパススルー機能に対応しているとさらに便利です。
パススルー未対応の通常のモバイルバッテリーの場合、モバイルバッテリーの充電中は、モバイルバッテリーからの給電はできません。
ほとんどのモバイルバッテリーは、パススルーに対応していません。
この場合は、走行中はモバイルバッテリーへの充電が優先され、ドライブレコーダーが起動できません。
そのため、走行中は車のACCからドライブレコーダーを駆動し、駐車監視したいときはモバイルバッテリーに繋ぎ直すといった手間が必要です。その上、モバイルバッテリーも駐車監視に備えて別途充電しておく必要があります。
繋ぎ替えははっきり言ってかなり面倒ですし、配線やバッテリーもすぐアクセスできるような場所に設置する必要があるので、見た目が美しくないという問題があります。
これを解決するのがパススルー機能に対応したモバイルバッテリーです。
パススルー機能とは、「モバイルバッテリーに充電しながら、同時にドライブレコーダーなどの機器への給電が行える機能」です。
走行中はモバイルバッテリーを充電しながらドライブレコーダーにも給電を行い、エンジンオフによりモバイルバッテリーへの電源が切れた場合は、そのままモバイルバッテリーからドライブレコーダーに給電することで、接続を切り替えることなく駐車監視機能が使用可能になります。
そして、駐車監視中にモバイルバッテリーの充電がゼロになると、ドライブレコーダーも停止することになります。
常時電源ではなくモバイルバッテリーを使用していますので、当然車載バッテリー上がりのリスクもありません。
Quick Charge3.0対応でさらに便利に
モバイルバッテリーの駐車監視機能の利便性をさらに高めるのが、Quick Charge3.0のような急速充電機能です。
急速充電機能に対応していれば、短時間の走行でもモバイルバッテリーをある程度充電でき、長時間の駐車監視機能の利用が可能です。
具体的には、Quick Charge3.0非対応モデルでは、1分間の充電で3分強の録画時間ですが、QuickCharge3.0対応機器なら同じ1分間でも約6分の録画が可能です。
10分間の充電で1時間の録画が可能ですので、ちょっとした近所のスーパーへの買い物でも実用レベルで駐車監視機能が使えます。
モバイルバッテリーを選ぶ際には、パススルー機能の有無だけでなく、Quick Charge3.0に対応しているかどうかも見ておくとよいと思います。
なお、Quick Charge3.0で充電するには、モバイルバッテリーに加えて出力側(充電器側)もQuick Charge3.0に対応している必要があります。
ちなみにQuick Chargeには1.0、2.0、3.0とあり、下位互換となっています。
例えば、Quick Charge3.0のモバイルバッテリーをQuick Charge2.0のチャージャーとつなげた場合は、Quick Charge2.0の充電速度で充電されます。
オススメのモバイルバッテリーとチャージャーは?
最後にオススメのモバイルバッテリーとチャージャーを紹介しておきます。
モバイルバッテリーのおススメ
自分が使っているのはQuick Charge3.0にも対応し、10,000mAhと大容量なRAVPoweのRP-PB077です。
RP-PB077を導入して1年半以上経過しましたが、今のところ安定して利用できており、問題は見受けられないので、個人的には非常にオススメできるモバイルバッテリーです。
また、同じくRAVPOWERのRP-PB172もパススルー対応です。こちらは20,000mAthとRP-PB077の約2倍の容量となっています。Quick Charge 3.0にも対応しているのですが、加えてQuick Charge 3.0以上に充電が高速に行えるUSB PD(USB Power Delivery)に対応しているのもポイント。容量が多いとそれだけ充電にも時間がかかるため、嬉しい機能です(ただし、USB PDに対応した充電器
USB PDに対応した充電器が必要です)。自分が試したわけではないのですが、レビューを見る限りAUKEYのPB-N51もパススルー対応のようです。
Quick Chargeには未対応ですが、5V 2Aの急速充電には対応しているとのことです。
PB-N51は価格が2,000円強と非常に安いのが魅力的ですね。
カーチャージャー(USB充電器)のおススメ
カーチャージャーはQuick Charge3.0に対応した安価なモデルがたくさんあるので、お好きなものを選んで良いと思います。
おススメはコンパクトなAUKEYのCC-T13です。
相性問題等も考慮するなら、バッテリーにあわせてRAVPowerのRP-V007にするのもありだと思います。
RP-PB077を使うなら、USB PDに対応した充電器を使いたいところです。
USBケーブルの準備も忘れずに
上記の2つのモバイルバッテリーは、充電用のUSB-MicroUSBケーブルが付属しています。
別途、モバイルバッテリーからドライブレコーダーへの給電ケーブルが必要になる場合もありますので、ドライブレコーダー側の端子(Mini USBかMicro USBか)と長さに注意して選択してください。
愛車の維持費を大幅に削減する方法をご存知ですか?
それは「自動車保険の見直し」です。
車の購入と同時に必須となるのが自動車保険。
位置づけは”任意”保険ですが、レクサスオーナーで加入しないという方はいないと思います。
(個人的にはレクサス車に限らず無保険車はありえないという認識です)
私のレクサスNXが加入した自動車保険の保険料は、495万円の一般条件の車両保険(フルガード)、495万円の車両新価特約、弁護士特約、ロードアシスタンス特約に加入した上で、年間3万7,380円でした。
ちなみに当初見積した東京海上日動の自動車保険は、ほぼ同条件の見積内容で年間7万8,700円でした。
東京海上との差額は何と4万1,320円!
同じ保証内容で保険料を半額以下に抑えることができました。
保険料を4万円も抑えることができたのは、ダイレクト型(別名:通販型/ネット型)の自動車保険を利用したからです。
ダイレクト型がなぜ安いのかはこちらの記事を参照ください。
安く抑えるためには、複数の保険会社の比較が基本。
今回は複数社に一度に見積が依頼できる無料の一括サイトを使って申し込みました。
具体的にはこちら2つのサイトで見積を依頼してみました。
●自動車保険一括見積もりサービス インズウェブ(SBIホールディングス)
●自動車保険一括見積もり依頼サービス 保険スクエアbang!
加入者の年齢や保障内容によって、保険料は異なってきますので、実際に見積を取って確認してみてください。
同じ保証内容でも、30代ではA社が安いのに、40代ではB社が安いといったこともあります。
上の3つのサイトで申し込めば主な保険会社は網羅できます。
自分の場合、安かったのは、チューリヒとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)。
保険料がほぼ同じだったので、最終的にロードサイド特約が充実していたセゾン自動車火災にしました。
一括見積サイトで申し込むと、順次メールで各社見積が届きます。
(早い会社は即時、遅い会社でも数時間後には届きました。)
メールのみで電話での営業も一切ないので安心です。
そのままメールからウェブサイトで保険の申し込みができます。
ウェブサイト上で特約や保証額を必要な内容に調整し、全てネットで完結。
できればお世話になりたくはない一方で非常に重要な自動車保険。少し工夫するだけで大幅な節約が可能です。
万が一に備えた上で、安心・安全なカーライフを楽しみましょう!
自動車保険を節約する詳しい方法は、こちらの記事を参照ください。あわせて読みたいレクサスNXの自動車保険を車両保険付きで3万円台した方法 – LIFE with NX
実際に加入した私の保険見積書も公開しております!
コメント