レクサスNXに社外品ランニングボードを装着しました。
純正のようなデザインが気に入って今回個人輸入してみました。
やりすぎ感がないので、エアロは派手すぎてちょっと…という自分のような人にもピッタリです。
NXのランニングボードは、ネットを見る限り事例がないので、国内では自分が初ではないかと思います。
ちなみに同時期に購入したアンビエントライト付きのドアトリムはまだ届いていません笑
ちゃんと届くのかやや不安です…笑
ランニングボードとは?
ランニングボードとは、ボディのサイド下部に取り付ける乗降用のステップで、特にアメリカで人気のあるオプションです。
国産車で国内でオプションとして設定されている車種はほとんどないですが、メルセデスは日本仕様でもSUVにオプションとしてラインナップしていますね。
アメリカではNXやRXにも純正のランニングボードがオプション設定されていますが、残念ながら日本では設定がありません。
加えて、純正ランニングボードは張り出しが大きく、車幅が+20mm(片側10mm)を越えるため、そのままでは車検不適合(構造変更が必要)のようです。(海外純正品を輸入しているサイトの説明より)
この国内の法規制もレクサスが純正オプションとして日本で扱っていない理由ではないかと思います。
そこで今回ランニングボードを入手すべく個人輸入をしてみました。
個人輸入のメリット・デメリット
個人輸入ですが、当然メリット・デメリットがありますので、まとめておきます。
個人輸入のデメリット
まずはデメリットから。そもそも海外からの個人輸入は、なかなかハードルが高いので万人にオススメできるものではありません。
アフターサポートが期待できない
アフターサポート・保証などは当然ない(あっても受けられない)のに加え、商品の不良も自分で解決する必要があります。
実際、今回購入した商品も、フランジナットが1個不足、ボルトのネジ山が何個かきっちり切れてないので、ナットを買い足したりダイス(ネジ山を切ったり修正する道具)での修正が必要でした。
(店に不良を伝えればもしかしたら対応してくれるかもしれませんが、都度海外送料もかかりますし、自分で対応したほうが早い)
また、今回は説明書が同梱されておらず、店舗に取り付け方法を問い合わせても「簡単に装着できるから手順書は不要」「カーショップに聞いてくれ」の一点張り。
なんとなく取り付け方法は想像が付いたので、6個のステーを現車に合わせながら何とか対応できました。
語学力に加え、このあたりの自己解決力が必要になってきます。
海外仕様と国内仕様の違い
海外仕様との車両の違いも課題です。特に海外では左ハンドルのケースが多いので、左右非対称なパーツではそのまま日本の車両に装着できないケースもあります。
分かりやすいパーツでいうと、ウィンドウスイッチは左ハンドル仕様では当然左側に運転席用のスイッチがあるので、左ハンドル車向けのスイッチカバーは国内では使えません。
ボディ下部のサービスホールも左右対称ではないので、海外と国内ではホールの位置が逆でステーが取り付けできないといったことも十分ありえます。
今回のランニングボードも国内仕様の取り付けられる確証はありませんでしたが、トヨタも生産効率を重視しているので、ボディ下部は共用しているだろうという予想が的中しました。
日本のクレジットカードでは決済できない場合も
手持ちのクレジットカードが全て認証されず(5種類ほど試したが全滅。カード会社に問い合わせましたが、カード会社ではブロックしておらず店舗側の問題とのこと)、支払いができないといったトラブルもありました。
幸い海外の友人に頼んで代理で支払いしてもらうことで何とか購入できました。
高額な国際送料
そして、大型商品では国際送料も課題です。小さな商品であれば、EMSなどで簡単に配送ができるのですが、大型商品ではそういった手段が使えません。
今回は本体が入った箱と、ステーやボルト類が入った箱の2個口となり、本体は大型商品ということもあり、商品本体の3倍近くの費用(国際送料・国内大型配送料金・関税)がかかりました。
さらに、大型商品は上記のようにEMSなどが使えませんので、配送について店舗側や中間の配送業社と打ち合わせする必要があります。ここでも語学力が必要です。
今回送料を出来るだけ安くするために船便という話にしたのですが、なぜか航空便で来ました。追加送料はかからなかったので結果オーライでしたが、割といい加減汗。
関税は配送業者が伝票をくれたので、受け取り時に現金で支払いました。
個人輸入のメリット
上記のようにハードルは高いのですが、何と言っても日本では入手できないパーツを入手できるのは大きな魅力です。
商品代も、国内の同等品と比較して安かったりします。(その分送料がかかるので総額は決して安くないのですが)
多少のリスクと苦労はありますが、今回購入したランニングボードはかなり満足できるパーツだったので結果的にはトライして良かったと思っています。
アンビエントライトの方も楽しみです(届けばですが…)。
なお、自力では難しいという方は、こちらに購入代行ページをご用意しました。
取り付けの手順
果たして需要があるか分かりませんが、取り付けの手順です。
純正サイドステップの取り外し
ランニングボードを取り付けるにあたって、フロントフェンダー側の純正サイドステップは取り外す必要があります。
私の場合、サイドステップにメッキサイドガーニッシュを取り付けていたので、この部分のメッキモールのみ取り外してランニングボード側に取り付けます。
サイドステップを取り外すために、クリップリムーバー
を使ってホイールハウスのクリップを外します。下のクリップは六角レンチでビスを外してから抜きますが、おそらく普通にやっても抜けないのでカッターでカットしたほうが早いです。
クリップは後でラニングボードと共締めするので、カットした場合、ディーラーやネットなどで新品を手配しておくといいです。
底面のクリップも外します。
あとはクリップで固定されているだけですので、手前に引けば外せます。
純正サイドステップについている白いクリップは、ランニングボードに移植します(利用するのは1個だけ)。
ステーの取り付け
ランニングボードを固定するためのステーをボディ下部に取り付けていきます。
ステーは6個付属しているのですが、説明書がないので、実際に現車に合わせながら確認していきました。
パズルのような感じで組み合わせが分かるまでかなり苦労しましたが、取り付けるステーと車との位置関係は下の図のような形になります。
取り付けは、付属のボルト付きの金具を、ボディ下部のメンテナンスホールに差し込んで、フランジナットとワッシャーでステーを固定するだけ。
ボディ外側のメンテンスホールは、塞いでいるグロメットを外します。
大きな穴には大きな金具を入れて、小さな穴には小さな金具を入れます。中サイズの金具はフロント側で利用します。
大きいランジナットは14mmのレンチ、小さいナットは12mmのレンチで締めます。
ラチェットレンチがあった方がいいと思います。かなり狭いので首振り機能があるとベストです。
フレックスラチェットレンチセット 首振ラチェット 72ギア 6点セット 両用ヘッド 8~17mm
ちなみに、ボルトのネジ山が潰れていてナットがスムーズに入らない場合は、ダイスを利用してネジ山を修正します。
フランジナットが足りない場合は、小さいほうはM8、大きい方はM10用のフランジナットをホームセンターなどで購入すればOK。
(自分の場合はM8が1個多く、M10が1個少なかった…たぶんメーカーの入れ間違い)
ステーの取り付け位置は、ランニングボードのボルト穴にあわせて微調整がいるので、フランジナットはこの段階では軽く締めるだけにしておきます。
左右3個ずつ、合計6個のステーを取り付けます。
ランニングボードの固定
ランニングボードに付属のクッションテープを取り付けます。
仮留めしたステーに、ランニングボードを載せて、ステーの金具とラニングボード裏面のボルト穴の位置が合っているか確認してステー位置を調整、問題なければステーとランニングボードを固定するボルトを締めします。
ちなみにランニングボードをボディに装着する際は、前後のドアを全開にしておく必要があります。仮置きできたら、ドアを閉めることでランニングボードがドアとボディで挟まれて落ちることがなくなります。
ランニングボードをステーに固定したら、ボディ側のナットも本締めします。ナットを交互に増し締めして緩みが出ないようにします。
フロントのタイヤハウスを元に戻せば完成です。なお、クリップをカットしている場合は、新品のクリップを用意してください。
【フェンダーグロメット 90189-06157】 トヨタ ダイハツ系 10個
ランニングボードの評価と感想は?
取り付け後の写真はこちら。
取り付け前はこんな感じでした。
車高は少し下がりましたが、エアロをつけていない純正状態の前後と比較しても違和感はありません。
ドアを開けると少し隠れる感じになりますが、ボード中央部の樹脂パーツにはレクサスロゴのプレートが装着してあります。
シール等ではなく、長方形の樹脂プレートが装着してあるので、質感もなかなかです。
黒い部分はゴムではなくて、樹脂素材になります。ゴムは経年劣化しやすいので、長い目で見ると樹脂製のほうが耐久性もありそうです。
スカッフ部分に装着しているC-HR用のスカッフプレートとの相性もいい感じです。
金属部分の質感もステンレスで申し分なしです。
リアはこんな感じです。このアングルだとロゴプレートの質感が分かりやすいですね。
後ろ斜め上から。NXはドアがボディ下部まで覆う構造になっているので、ランニングボードのボディサイドへの張り出しは最小限になっています。
ボディよりも張り出しは少ないので、ボディの全幅にも変更はありません。したがって装着したまま車検OKのはずです。
車両との一体感もあってなかなか良いです。
後方から見ても、ドア部分よりもランニングボードのほうが張り出しが少ないことが分かります。
両足載せて乗ってみましたが、ビクともしなかったので、剛性も相当高いと思われます。
スペック上は耐荷重150kgとありましたが、ステーの板厚もかなりあり、そのくらいは問題なさそうです。
取り付けはステーの取り付け場所にちょっと迷ったものの、ボルトとナットを取り付けていくだけですので、作業自体は難しくありません。
ランニングボードの固定も1人で問題ありません。
個人輸入は少しハードルが高めですが、品質も高くオススメのカスタマイズです。
満足度:★★★★★
難易度:★★☆☆☆
作業時間:100分
愛車の維持費を大幅に削減する方法をご存知ですか?
それは「自動車保険の見直し」です。
車の購入と同時に必須となるのが自動車保険。
位置づけは”任意”保険ですが、レクサスオーナーで加入しないという方はいないと思います。
(個人的にはレクサス車に限らず無保険車はありえないという認識です)
私のレクサスNXが加入した自動車保険の保険料は、495万円の一般条件の車両保険(フルガード)、495万円の車両新価特約、弁護士特約、ロードアシスタンス特約に加入した上で、年間3万7,380円でした。
ちなみに当初見積した東京海上日動の自動車保険は、ほぼ同条件の見積内容で年間7万8,700円でした。
東京海上との差額は何と4万1,320円!
同じ保証内容で保険料を半額以下に抑えることができました。
保険料を4万円も抑えることができたのは、ダイレクト型(別名:通販型/ネット型)の自動車保険を利用したからです。
ダイレクト型がなぜ安いのかはこちらの記事を参照ください。
安く抑えるためには、複数の保険会社の比較が基本。
今回は複数社に一度に見積が依頼できる無料の一括サイトを使って申し込みました。
具体的にはこちら2つのサイトで見積を依頼してみました。
●自動車保険一括見積もりサービス インズウェブ(SBIホールディングス)
●自動車保険一括見積もり依頼サービス 保険スクエアbang!
加入者の年齢や保障内容によって、保険料は異なってきますので、実際に見積を取って確認してみてください。
同じ保証内容でも、30代ではA社が安いのに、40代ではB社が安いといったこともあります。
上の3つのサイトで申し込めば主な保険会社は網羅できます。
自分の場合、安かったのは、チューリヒとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)。
保険料がほぼ同じだったので、最終的にロードサイド特約が充実していたセゾン自動車火災にしました。
一括見積サイトで申し込むと、順次メールで各社見積が届きます。
(早い会社は即時、遅い会社でも数時間後には届きました。)
メールのみで電話での営業も一切ないので安心です。
そのままメールからウェブサイトで保険の申し込みができます。
ウェブサイト上で特約や保証額を必要な内容に調整し、全てネットで完結。
できればお世話になりたくはない一方で非常に重要な自動車保険。少し工夫するだけで大幅な節約が可能です。
万が一に備えた上で、安心・安全なカーライフを楽しみましょう!
自動車保険を節約する詳しい方法は、こちらの記事を参照ください。あわせて読みたいレクサスNXの自動車保険を車両保険付きで3万円台した方法 – LIFE with NX
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