レクサスNXの純正ステアリングを、レクサスGS後期”仕様”の純正ステアリングに変更しました。
これが年始に予告していたマル秘インテリアパーツの第一弾です。
マル秘にしていたのは、事前情報がほとんどなく取り付ける自信が全くなかったからなのですが、本日無事取り付けが完了したので公開します。
実はマル秘第二弾も準備中。こちらはさらに取り付けの自信がないので実現出来たら公開します笑
今回、レクサスGS後期“仕様”としているのは、GSのステアリングがまるごと手に入らなかったので(新品で全部部品発注すると14万前後…)、極上中古品として入手した現行RXのステアリング2個、GSのホーンパッド、新品のスイッチなどを組み上げてGS後期同様の仕様を実現させています。
さらに、クルコンレバーは流行りのイルミ仕様に変更(+LED打ち換え)。
各スイッチの動作、レーンディパーチャーアラートのバイブ警告の動作、ステアリングヒーターの動作、パドルシフトスイッチの動作、クルコンの動作は全て確認済みです。
こだわりのステアリング仕様
ステアリングの質感・意匠比較
レクサスNXのステアリングも必要十分な質感ですが、やはりRX/LX/GSで使われているステアリングは質感的に2段くらい上です。ステアリングスイッチの配置や機能は全く同じなのですが、スイッチをパネルとして大きく配置した意匠が大きく印象を変えています。また、金属調の塗装についても、NXはステアリング下部のみですが、GSはステアリングスイッチの周辺にも金属調塗装がされており、これも質感演出に大きく影響しています。
フレームレスインナーミラーと同じく、昨年代車でレクサスGSを借りた時からステアリングのアップグレードを計画していましたが、ついに実現しました。
レクサスRX/LX/GSのステアリングの仕様
レクサスRX/LX/GSのステアリングは、意匠は共通ですが、素材や機能で違いがありますのでまとめてみました。
2019年1月現在の装備ですので、マイナーチェンジ前と仕様が異なっている場合もあります(そもそもGSはマイナーチェンジでステアリングの意匠自体が変更されています)。
また、内装色の違いでステアリングとホーンのカラーもブラックとノーブルブラウンがあり、”F SPORT”の場合、シートカラーによってステッチの色がシルバーと赤の2パターンがあります。
私のNXは”I package”ですので、同様の仕様は、GSのベースグレードまたは”I package”で、カラーはブラックになります。
NXの”I package”に、本木目のステアリングを追加しても、ステアリングだけが本木目で違和感がありますし(もし”version L”に乗っていたら、オーナメントにあわせて縞杢やバンブーのステアリングを探していたと思います)、“F SPORT”グレードではない車に”F SPORT”のロゴエンブレムの入ったステアリングを付けるのは個人的には好きではありません(ロゴのない”F SPORT”パーツであればいいと思います)。
RXのベースグレードのステアリングは、NX”I package”の仕様に近いですが、パドルシフトがありません。
個人的には今NXで使えている機能がデグレになるのは絶対に避けたい(=今ある機能を全て使えるのは大前提)と考えていますので、GSのベースグレードまたは”I package”のステアリングを探しましたが、ほとんど見つかりませんでした。
GSの車格から考えると、販売の中心は”version L”と”F SPORT”ですから、販売数が少ないベースグレード/”I package”のステアリングがなかなか見つからないのは当然とも言えます。
そこで、希望の仕様のステアリングが見つからないなら、2つのステアリングを用意して、ニコイチにすることを考えました。
(”version L”や”F SPORT”のステアリングなら簡単に見つかるので、こんなことをしなくてもいいのですが…)
ステアリングの組み上げ
今回使用するステアリング
今回入手したステアリングは、以下のものです。両方とも新品ではありませんが、極上品でした。
・レクサスRX “F SPORT”(レッドステッチ)
・レクサスRX ベースグレード(ステアリングヒーター/バイブ付き)
ホーンパッド・エアバッグASSYは極上中古品を入手。GS “version L”本革+ステッチ仕様も考えましたが、中古の単品は見つからず、新品は高すぎて断念。
一応純正部品の品番と価格もまとめておきます。
なお、ホーンパッドはGSとRXで形状は同じですが、カプラー形状が違うようです。
私はポン付けでしたが、どのホーンパッドがどの年式のNXに適合するかは分かりかねます(年式でも違う気がします…)。
ホーンパッド・エアバッグASSY:
GSソフトパッド仕様 45130-30760-C0 45,000円(税別)
RXソフトパッド仕様 45130-48290-C0 45,000円(税別)
GS “version L”本革仕様 45130-30770-C1 63,400円(税別)
ステアリングスイッチは共販で新品を購入しました。
ステアリングスイッチASSY:
84250-48451 15,400円(税別)
スクリュー:
90159-50199 60円×2(税別)
今回はRXのベースグレードのステアリングをベースに各部品を組み上げていきます。
RX “F SPORT”ステアリングの分解
まず”F SPORT”のステアリングを分解していきます。
移植するのはフレーム以外の部品…具体的にはステアリング背面カバー、パドルシフトスイッチ、ステアリングヒーター&バイブコンピュータです。
車線逸脱警告用のモーターはベースグレードのフレームにも装着されているので、今回移植はしません。
まずはステアリング裏の、パドルスイッチカバーを固定しているビスを外します。
パドルシフトスイッチカバーを外し、パドルシフトスイッチカバーの中にあるビスを外します。
パドルシフトスイッチのカプラーを抜いて、パドルシフトスイッチを取り外しておきます。
ステアリング表面下部のビスを外します。
ステアリングヒーターのカプラーとモーターのカプラーを外し、左右2か所のツメを外して、ステアリングカバーを分離させます。
ステアリングの左下に見えるのがステアリングヒーター&バイブコンピューターです。「VH」は車線逸脱警告のバイブ(V)とステアリングヒーター(H)に対応しているという意味です。「V」しか書かれていないコンピュータではステアリングヒーターが使えないので注意してください。ステアリングヒーターコンピューターはカバーに装着したままでOKです。
以上で”F SPORT”ステアリングの分解が完了です。
余った”F SPORT”のステアリングはオークションで売却しました。
RX ベースグレードステアリングへの部品組み付け~クルコンレバーのLED打ち換え
外した”F SPORT”の部品を、今度はベースグレードのステアリングに逆の手順で組み付けていきます。
今回、ステアリングの組み付けついでに、クルコンレバーは30系アルファード/ヴェルファイアで使われているイルミ付きのものに変更します。
イルミが点灯するほかMODE機能(車両前方方向へレバーを倒す動作)が追加されていますが、MODE機能はNXでは使えません。
クルーズコントロールスイッチレバー 84632-0E030 4,590円(税別)
クルーズコントロールスイッチハーネス 84633-0E050 1,620円(税別)
スクリュー 90159-50199 60円×2(税別)
お客様ご注文依頼分 トヨタ純正部品 クルーズコントロールスイッチ他
クルコンレバーはそのままでは発光色がスカイブルーなので、レクサスNXに合うように白のLEDに打ち換えを行います。
レバー裏面のビスを外し、基盤を取り出します。
純正のLEDを2012の白LEDチップで打ち換えます。
Kと書いてあるほうがカソード(-)になります。
2012チップはかなり細かいので、細かい作業が苦手な人は結構厳しいと思います。自分も何とか打ち換え出来ましたが3つくらいLEDをお釈迦にしました汗。もう1回やれと言われても出来る気がしません汗
打ち換えができたら、配線加工を行います。
クルコンレバー/ステアリングスイッチの配線は、NX(後期)/RX/GS(後期)で共通です。
したがって、ステアリングの交換をせずに、単純にNXのステアリングにイルミ付きのクルコンレバーを装着する際も同様の手順で装着可能です。
ただし、NXの前期は配線が違うという情報もありましたので、別途お調べください。
レクサスNX後期/RX/GSのステアリングにはポン付けではこのイルミ付きのクルコンレバーは装着できません。
(NXのクルコンを移植するだけならポン付け可能)
レクサスNX後期/RX/GSはステアリングスイッチからクルコン用の配線が分岐しているのですが、イルミ無しのクルコン配線のカプラーは3極(うち2極を使用)であるのに対し、イルミ付きのクルコンレバーは4極(4極使用)のカプラーです。
まずは、イルミ付きクルコンレバーのハーネスから白線を取り除きます。白線はMODEスイッチ用の配線なので、NX/RX/GSには不要なのです。
続いて、イルミ付きスイッチ用のハーネスの赤線・黒線の配線をカットし、ステアリングスイッチ側のクルコン配線もカプラー手前でカットし、それぞれの配線を繋げます。
(クルコンハーネス側) ― (ステアリングスイッチ側)
赤線 ― ピンク線
黒線 ― 黒黄線
残った緑線はイルミのプラス線なので、ステアリングスイッチの白赤線に繋げます。細専用のエレクトロタップでもいいのですが、ステアリング内は狭いので半田付けで対応しました。
配線処理が完了したら、4極カプラーをクルコンレバーに取り付け、クルコンレバーを2つのビスでステアリングに固定します。
なお、上のビスはクルコンイルミのGNDとなっており、ステアリングのフレーム経由でボディーアースされています。(車両接続時にフレームからステアリングシャフトを通じてボディーアースされる)
ステアリングスイッチもビス(90159-50199)2本でステアリングに固定します。
これでステアリング側の準備は完了です。
レクサスNXへのステアリングの取り付け
組み上げたステアリングをNXに装着すべく、今度はNXからステアリングを取り外します。
エアバッグを取り外すために、バッテリー端子を抜く方も多いと思いますが、バッテリー端子がそのままでも問題ないためそのまま作業します。
ホーンパッドの取り外し
ステアリング左右のカバーを外します。
エアバッグは、エアバッグ側のバネの付いたクリップを、ステアリング側のピン3か所で固定されており、ステアリング側のピンを押し込むことで固定が解除されます。
まずは運転席側のピン。マイナスドライバーなどで奥に押し込みます。
エンジンONの状態でステアリングを180度回転させ、助手席側のピンを押し込みます。
さらに、助手席側のカバー内にあるステアリング下部のピン(180度回転させているので、上側にあります)も押し込みます。
3か所のピンを押し込むと、バネの力でホーンパッドが浮き上がって、取り外しができるようになります。
エアバッグのオレンジと黒のカプラー、ホーンの電源を外します。
エアバッグのカプラーは精密ドライバーなどで固定している黄色のパーツを浮かせば取り外しができます。
ステアリングの取り外し
ステアリング内のカプラーを外していきます。
ちなみにステアリングコンピュータは、NXにも「VH」と記載されたものが装着されており、一見RXのステアリングと共通のようですが、品番が違います。NXのものにはRXにはなかった①の記載があります。
形状やカプラーなどは同じなので互換性はありそうですが、流用できるか不明です。
ケーブル類を取り外したら、ステアリングを固定している中心のナットを、19mmのレンチを使って緩めます。ナットを緩めたら完全には抜かずに付けたままの状態で、ステアリングを全力で前後にゆすり、ステアリングを取り外します(ナットを取り外してしまうと、勢いあまってそのままステアリングで顔を強打することになるので注意)。
あとは逆の手順でGS仕様のステアリングを組み付けていきます。ステアリングのセンター位置とハンドル切れ角のセンター位置がずれないように注意。カプラーはそのまま無加工でポン付けでした(私の場合)。
最後にホーンパッドを手で押し込めば完成です(バッテリーを外していないので、押し込むとホーンが鳴りますので作業場所や時間に注意してください)。
レクサスGS後期”仕様”の純正ステアリングの評価と感想は?
後期GS仕様のステアリングにすることで、質感が一気に上がりました。ステアリングに施されたシルバーのステッチも”I package”の内装に非常にマッチしています。
イルミ付きクルコンレバーに変更したために一部配線の変更が可能でしたが、それをしなければNXとGSの全てのカプラー・配線は同一でした。
各ステアリングスイッチの動作、パドルシフトスイッチ、ヒーターの動作、車線逸脱警告のバイブ、クルコンスイッチも全く問題ありません。
クルコンのイルミは、ステアリングスイッチと比べて明るすぎて若干浮いています。
LEDの色味がステアリングスイッチと違いますが、これはクルコンレバーの素材が乳白色なため。明るさと色味は近々フィルムを挟んで明るさを調整したいと思います(チップ抵抗の打ち替えは出来る気が全くしない…)。
2019.02.04追記
イルミの輝度と色温度を調整しました。
組み換えの手間がかかったのと、配線の情報がない中で不安はありましたが、見事に移植できたのでよかったです。
これでNXの質感が一段上げることができました。
費用:約7万円
満足度:★★★★★
難易度:★★☆☆☆
作業時間:1時間40分
愛車の維持費を大幅に削減する方法をご存知ですか?
それは「自動車保険の見直し」です。
車の購入と同時に必須となるのが自動車保険。
位置づけは”任意”保険ですが、レクサスオーナーで加入しないという方はいないと思います。
(個人的にはレクサス車に限らず無保険車はありえないという認識です)
私のレクサスNXが加入した自動車保険の保険料は、495万円の一般条件の車両保険(フルガード)、495万円の車両新価特約、弁護士特約、ロードアシスタンス特約に加入した上で、年間3万7,380円でした。
ちなみに当初見積した東京海上日動の自動車保険は、ほぼ同条件の見積内容で年間7万8,700円でした。
東京海上との差額は何と4万1,320円!
同じ保証内容で保険料を半額以下に抑えることができました。
保険料を4万円も抑えることができたのは、ダイレクト型(別名:通販型/ネット型)の自動車保険を利用したからです。
ダイレクト型がなぜ安いのかはこちらの記事を参照ください。
安く抑えるためには、複数の保険会社の比較が基本。
今回は複数社に一度に見積が依頼できる無料の一括サイトを使って申し込みました。
具体的にはこちら2つのサイトで見積を依頼してみました。
●自動車保険一括見積もりサービス インズウェブ(SBIホールディングス)
●自動車保険一括見積もり依頼サービス 保険スクエアbang!
加入者の年齢や保障内容によって、保険料は異なってきますので、実際に見積を取って確認してみてください。
同じ保証内容でも、30代ではA社が安いのに、40代ではB社が安いといったこともあります。
上の3つのサイトで申し込めば主な保険会社は網羅できます。
自分の場合、安かったのは、チューリヒとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)。
保険料がほぼ同じだったので、最終的にロードサイド特約が充実していたセゾン自動車火災にしました。
一括見積サイトで申し込むと、順次メールで各社見積が届きます。
(早い会社は即時、遅い会社でも数時間後には届きました。)
メールのみで電話での営業も一切ないので安心です。
そのままメールからウェブサイトで保険の申し込みができます。
ウェブサイト上で特約や保証額を必要な内容に調整し、全てネットで完結。
できればお世話になりたくはない一方で非常に重要な自動車保険。少し工夫するだけで大幅な節約が可能です。
万が一に備えた上で、安心・安全なカーライフを楽しみましょう!
自動車保険を節約する詳しい方法は、こちらの記事を参照ください。あわせて読みたいレクサスNXの自動車保険を車両保険付きで3万円台した方法 – LIFE with NX
実際に加入した私の保険見積書も公開しております!
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