予告していたレクサスNXに“Black Sequence”特別装備のドアミラー足元照明を追加しました。
特別仕様車”Black Sequence”についてはこちら。
“Black Sequence”の特別装備内容についてはこちら。
なお、ミラーの分解にあたってはみんカラのゴン太GTさんの整備手帳が大変参考になりました。
おまけのアドバイスまでいただき、大変感謝しております。
2019.03.25追記
ドアミラー足元照明の配線を変更したので、記事を修正しました。
ドアミラー足元照明とは?
ドアミラー足元照明は元々レクサスLXに設定されていたドアミラー内蔵の足元照明で、スマートキーに反応してウェルカムランプとして点灯します。
トヨタ車でもハリアーやC-HRなどには既に設定されているので、やっとという感じもありますが…。
ドアミラー足元照明の実際の動作
ドアミラー足元照明の取り付け後の実際の動作を撮影してみました。
今回配線を一部追加しましたので、修正前後が比較できるよう動画を撮影しました。
修正前はこちら。
今回、”Black Sequence”と同じく、ドアハンドルイルミと連動して点灯するようにしていますので、スマートキーに反応して点灯します。
加えて、今回エーモンのスローライトユニットを使うことで、電源を常時電源から取って光量をアップさせると同時に、じわっーと点灯&じわーっと消灯を実現しています。
ロック解除でドアミラーが開くとロゴも回転します。
投影位置は、ドアミラーの直下ではなく、少しボディから外側に離れた位置で、ちょうど前輪くらいの位置に投影されます。後ろから見た場合、斜め前方に投影されるようなイメージです。
少し離れた場所にロゴを崩さずに投影できるのはさすが純正品といった品質です。
また、夜間であれば照明下であってもロゴがくっきり投影されます。
なお、さすがに昼間の太陽光下ではロゴが投影されているのか全く分かりません笑
“Black Sequence”の純正パーツ
今回用意したのは、”Black Sequence”の純正パーツです。
アウタミラーランプASSY(照明ユニット本体)
品番 RH:81880-78010 LH:81890-78010
価格 各7,500円アウタミラーホールカバー
品番 RH:87939-48B00 LH:87948-48A90
価格 各1,720円アウタリヤビューミラーカバー(パノラミックビューモニタ無しの場合の運転席側カメラホールのカバー)
品番 87973-78010
価格 350円
メーカーオプションのパノラミックビューモニタを装着している車両の場合は、アウタリヤビューミラーカバーは不要です。
通常のNXの場合、パノラミックビューモニタの有無でアウタミラーホールカバーにカメラ用の穴の有無の違いがあるのですが、“Black Sequence”の場合は、パノラミックビューモニタの有無にかかわらず、カメラ用の穴の開いたカバーを使います(おそらくは部品共用によるコスト削減のためだと思われます)。
カメラの装着がない場合は、カメラ用の穴にはカバーを取り付けて埋めるようになっています。
こちらがランプASSYとカメラ穴用のホールカバーです。
アウタミラーの取り外し
アウタミラーを取り外すため、まずはドア内張りを外していきます。
ドア内張りの外し方についてはこちらを参照してください。
ドアの内張りを剥がしたら、まずは、ミラーから繋がっているカプラーを抜いておきます。
コンピュータに接続されている写真の赤丸がミラーのカプラーになります。
パノラミックビューモニタ装着車は青〇部分にカメラ用の配線コネクタがあるはずですので、これも取り外します(配線は来ているので、カメラを接続したらパノラミックビューモニタになるのかふと疑問に思いました)。
次にドアミラー内側にある白い樹脂製のカバーを外します。親切に外す部分に矢印が書いてありますので、フロント側から外せばOKです。
樹脂カバーから配線を外しておきます。
ドアミラーは10mmのナット3つで固定されていますが、奥まった位置にあり、ナットから突き出たボルトが邪魔なため、ディープソケットがないと外れません。
工具箱にラチェットドライバーに装着できるタイプのディープソケットがあったので問題なく作業できましたが、道具がないとこの時点で詰みますので要注意。
無事ナット3つが外れたらドアミラーが抜きます。
ドアミラーはツメ(写真の半透明の樹脂パーツ)で固定されていますので、ナットを3つとも外してもミラーが落下しないようになっています。
アウタミラーの分解&足元照明の組付け
アウタミラーの分解
取り外したアウタミラーを持ち込んで、ここからは室内で作業します。
まずはミラー部分を剥がします。4か所ツメで留まっていますので、力技で端から剥がしていきます。
ミラーが外れたら、ミラ―裏のカプラーを外していきます。
上の赤丸がBSMと自動防眩のカプラーで、青がヒーターのカプラーです。
続いてアウターミラーカバーの取り外しです。
写真の3ヶ所のツメを押し込みながら外していきます。一人では3つ同時に押すことができないので、順番に押し込みながら外していきます。
無事アウターミラーカバーが外せました。
アウタミラーカバーを交換するだけなら、ドアミラーをボディから取り外す必要はありません(ミラーやカバーの落下事故を防止する意味では取り外したほうが確実ですが)。
ミラーカバーは各色3,440円なので、これなら気軽に交換できそうです。
さらにミラーを分解していきます。メッキ加飾パーツを取り外すため、メッキパーツを固定しているビスを外します。
メッキパーツはミラーの下面から外していきます。写真の赤〇あたりにマイナスドライバーなどを差し込んでこじって外します。
メッキパーツが取れたら、アウタミラーホールカバーを固定しているビスを外します。
あとはツメで2か所ほど固定されているだけなので、引っ張ればカバーが外せます。
ここまで分解できました。パノラミックビューモニタ装着車はアウタミラーホールカバーにカメラが固定されているはずなので、取り外します。
アウタミラーホールカバーを”I package”のものと比較してみます。
上が”I package”で下が”Black Sequence”です。私の”I package”のものはパノラミックビューモニタを装着していないので穴がありませんが、”Black Sequence”にはカメラ用と照明用の2つの穴があります。
足元照明の組付け
“Black Sequence”用のアウタミラーホールカバーに照明ユニットとホールカバーを取り付けます。
組付ける順番は、ホールカバー(またはカメラ)→照明ユニットの順番です。
ホールカバーと照明ユニットを固定するにはビスを使うはずですが、共販で確認した分解図や品番一覧にも純正のビス品番が記載されていなかったので、ホームセンターで適合するビスとワッシャーを調達しました。
照明ユニットから出ている配線はカプラーが付いています。ミラーの分解予定がなければカプラーをカットしてボディに通す配線を直接半田付けすればいいのですが、ミラーのメンテナンス時(故障や事故などで分解/交換する際)には取り外せたほうがいいので、純正のカプラーを活かして取り外しができる仕様にします。
カプラーの形状を確認した結果、JSTの防水端子だと分かりましたので、適合するメスカプラーを用意します。
ちょうど2極だったので、エーモンの0.2sqのダブルコード
を使用しました。配線は可動部を通す必要があり、断線リスクを低減させるために熱収縮チューブで保護し、ミラーユニットを通線させます。
ミラー下部のゴムパッキンをめくれば配線が引っ張り出せます。
なお、カメラ付きの場合は、配線を通す余裕がほぼなく、かなり通線に苦労すると思います。(助手席側は全車カメラ付きのため苦労しました…)
自分の場合は、配線ガイドを使ってなんとか通線させました。
あとは各パーツを逆の手順で戻していけばいいのですが、ここで問題発生。
なんと、内部のフレームと照明ユニットが干渉してアウタミラーホールカバーが取り付けできません。
事前に把握できていませんでしたが、フレーム部分も”Black Sequence”専用品になるようです。
今更ここから戻すのも面倒ですし、幸い干渉している部分は特にパーツの固定などに使用されているわけではなさそうなので、思い切って干渉部分をカットすることにします。
干渉部分をカットしたことで、無事”Black Sequence”のアウターミラーホールカバーを取り付けることができました。
ボディ側の配線は、ビニールテープを一部カットして通しておきます(その後ビニールテープで再防水)。
助手席用のアウタミラーも同様に作業します。
ボディへの取り付けと配線
完成したミラーを外したのと逆の手順でボディに取り付けていきます。
エーモンのスローライトユニットを使い、ドアハンドルイルミをトリガーに、常時電源で発光させます。
当初はドアハンドルイルミに直結しましたが、ドアハンドルイルミに流れている電流が非常にわずかだったため、光量不足になりました。
そのため、スローライトユニットで常時電源駆動に変更しました。
スローライトユニットの赤線に常時電源、青線にドアハンドルイルミのプラス、黄色線にドアミラー足元照明のプラス、黄色線の隣の黒線にドアミラー足元照明のマイナス、余った黒線をドア下のアースポイントに接続します。
余った黒線をドアハンドルイルミのマイナスに繋げると足元照明が常時点灯になるので注意してください。
※下の写真は配線修正前の写真のため、マイナスにも配線コネクターを取り付けてあります。
ドアハンドルイルミの配線は運転席と助手席で青色線のプラスマイナスが逆なので要注意です。
運転席側は、青色線がプラス、白黒線がマイナスです。
助手席側は、緑色線がプラス、青色線がマイナスです。
また、パワーウインドウを開けた時に配線が断線しないように、配線ルートには注意してください。
ドアミラー照明からの配線は、ドアミラー取り外し時に配線の脱着ができるように、ミラーの根元あたりでカプラー処理しておきます。
最後に点灯テストをして完成ですが、昼間はロゴが投影されていても全く分からないので、ミラーを下から覗き込んで光っていることを確認する必要があります。
ドアミラー足元照明の評価と感想は?
純正流用だけあってフィッテングはもちろん、投影されたロゴのシャープネスなどは安心のクオリティです。
下の写真は実際の見た目に近い明るさに調整したものです。
照明があっても十分な明るさなのが分かるかと思います。
2万円強で”Black Sequence”の純正装備が取り付けられ、この明るさなら大満足だと思います。
費用:約2万円
満足度:★★★★★
難易度:★★★☆☆
作業時間:120分
愛車の維持費を大幅に削減する方法をご存知ですか?
それは「自動車保険の見直し」です。
車の購入と同時に必須となるのが自動車保険。
位置づけは”任意”保険ですが、レクサスオーナーで加入しないという方はいないと思います。
(個人的にはレクサス車に限らず無保険車はありえないという認識です)
私のレクサスNXが加入した自動車保険の保険料は、495万円の一般条件の車両保険(フルガード)、495万円の車両新価特約、弁護士特約、ロードアシスタンス特約に加入した上で、年間3万7,380円でした。
ちなみに当初見積した東京海上日動の自動車保険は、ほぼ同条件の見積内容で年間7万8,700円でした。
東京海上との差額は何と4万1,320円!
同じ保証内容で保険料を半額以下に抑えることができました。
保険料を4万円も抑えることができたのは、ダイレクト型(別名:通販型/ネット型)の自動車保険を利用したからです。
ダイレクト型がなぜ安いのかはこちらの記事を参照ください。
安く抑えるためには、複数の保険会社の比較が基本。
今回は複数社に一度に見積が依頼できる無料の一括サイトを使って申し込みました。
具体的にはこちら2つのサイトで見積を依頼してみました。
●自動車保険一括見積もりサービス インズウェブ(SBIホールディングス)
●自動車保険一括見積もり依頼サービス 保険スクエアbang!
加入者の年齢や保障内容によって、保険料は異なってきますので、実際に見積を取って確認してみてください。
同じ保証内容でも、30代ではA社が安いのに、40代ではB社が安いといったこともあります。
上の3つのサイトで申し込めば主な保険会社は網羅できます。
自分の場合、安かったのは、チューリヒとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)。
保険料がほぼ同じだったので、最終的にロードサイド特約が充実していたセゾン自動車火災にしました。
一括見積サイトで申し込むと、順次メールで各社見積が届きます。
(早い会社は即時、遅い会社でも数時間後には届きました。)
メールのみで電話での営業も一切ないので安心です。
そのままメールからウェブサイトで保険の申し込みができます。
ウェブサイト上で特約や保証額を必要な内容に調整し、全てネットで完結。
できればお世話になりたくはない一方で非常に重要な自動車保険。少し工夫するだけで大幅な節約が可能です。
万が一に備えた上で、安心・安全なカーライフを楽しみましょう!
自動車保険を節約する詳しい方法は、こちらの記事を参照ください。あわせて読みたいレクサスNXの自動車保険を車両保険付きで3万円台した方法 – LIFE with NX
実際に加入した私の保険見積書も公開しております!
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして、いつもブログを楽しく拝見しており、いつもDAIPONさんの知識と技術に感服している者です。ご存知だったらご教示いただきたいのですが、この方法はマイチェン前のNXにも使えるものでしょうか。僕自身にはそういった技術などはないものの、もしどこかに依頼できるようならお願いしたいと思っておりまして。よろしくお願い致します。
ブログご覧いただきありがとうございます。
前期に装着できるかは分からないです。お力になれず申し訳ありません。。。
前期と後期でアウタミラーホールカバーの品番が共通であれば装着可能かと思いますので、ディーラーまたは共販で前後期のアウタミラーホールカバーの品番をご確認いただくのがいいかと思います。