レクサスNXのウインドウスイッチパネルをDIYで塗装、取り付けを行いました。
今回は、レクサス純正ボディカラーのソニックチタニウム<1J7>で塗装を行いました。
内装パネルの塗装は初挑戦でしたが、ガン見OKなレベルで仕上げることができました。
素人で設備や道具もない中でのDIY塗装としては完璧と言っていいレベルです(自画自賛笑)。※細かく見れば粗はありますのでやはりプロの仕上げには敵いませんが…
ソニックチタニウム選択の理由
塗装色としてソニックチタニウム<1J7>を選択したのは、NXのインテリアの金属調加飾の色にかなり近似しているのが理由です。
同じくレクサス純正のボディカラーであるスリークエクリュメタリック<4U7>もかなり近いのですが、スリークエクリュメタリックは角度によらずゴールドの色味が出るのに対し、ソニックチタニウムは光の角度でシルバーからゴールドに変化するような複雑な色合いが特徴です。この微妙なゴールド感が、金属調加飾の色に近い印象を受けました。
ソニックチタニウムの金属粒子はかなり荒いので、その点はサテンメッキのような風合いの金属調加飾の部分と差がありますが、色合いとしては室内インテリアとかなり調和していると思います。
また、ピアノブラックのようなソリッドカラーと比較して、メタリック塗装は金属粒子が荒く反射がある分、ゴミなどが付着してもソリッドカラーと比べて目立たないのもDIY塗装に向いている点だと思います。
整った塗装ブースなどの環境がない状況では、どんなに注意しても必ずゴミは入りますので、ゴミは入ることを前提に、リカバリーのしやすさで色を選ぶことも重要だと思います。
おそらく素人のピアノブラックではここまでの仕上がりにすることは難しいと思います。
結論としては、メタリック色=塗装の難易度が低いということですね。
レクサスNX純正のウインドウスイッチパネル
レクサスNX純正のウインドウスイッチパネルは無塗装樹脂となっており、車格から考えると物足りない部分です。
ハリアーは現行60系はもちろん30系の頃から塗装パネルなのですが…。
貼り付け型のタイプは個人的には後付け感が気になるので出来れば使用したくないのと、出回っているのはカーボン柄タイプしかないので選択肢から消去。
純正加工・塗装品として有名なのは、THINK DESIGNさんのウインドウスイッチパネルです。
塗装の手間と難しさはよく知っているので、THINK DESIGNさんこだわりのクオリティからすると、決して高くないどころかむしろお買い得だとは思うのですが、やはり絶対的な価格から断念…。
ちょうどフューエルリッドキャップの塗装も考えていたことから、同時にウインドウスイッチパネルもDIYで塗装することを決意しました。
加工の手順
新品部品の手配
まずは純正のウインドウスイッチパネルを準備します。
現車から取り外したものを現品加工してもいいのですが、塗装には少なくとも2週間ほどかかるために、今回は新品の部品を手配しました。
品番は下記の通りです。価格は4つで約5,000円でした。
フロント運転席側 74230-78020
フロント助手席側 74240-78020
リア運転席側 74270-78010
リア助手席側後 74280-78010
下地処理~ミッチャクロン~プラサフ
まずはウインドウスイッチの下地処理から。塗料の食いつきをよくするために表面全体を800番のペーパーで研磨します。
ペーパーはAmazonのこちらを利用しました。
1,000円弱で樹脂塗装に必要な番手が全て揃っているので非常に便利です。
800番のペーパーで足付けが出来たらミッチャクロンを塗布します。
ミッチャクロンは塗料と素材の密着力を高め、塗料を剥がれにくくするプライマーです。
ペーパーで足付けをしたとしても、ウインドウスイッチパネルに使われている樹脂は塗装をはじきやすいので、必ず塗布することをオススメします。
ミッチャクロンが乾燥したら、プラサフで下地塗装を行います。今回はカラー塗装がメタリック色で隠蔽力も強いので、グレーのプラサフでもいいのですが、フューエルリッドキャップのためにホワイトのプラサフを購入したのでこちらを利用しました。
ソフト99 soft99 ボデーペンホワイトプラサフ 08030
プラサフ塗布後、1200番のペーパーで水研ぎで研磨を行います。
ソニックチタニウム塗装~ウレタンクリアコート
1200番のペーパーで水研ぎ後、いよいよソニックチタニウム<1J7>で塗装します。
ソニックチタニウムは通常のラインナップではスプレーが販売されていませんが、ホルツで特注で作ることができ、ネットショッピングでも購入が可能です。
ホルツペイントスプレー☆トヨタ ソニックチタニウム #1J7
薄く数回に分けて塗装を行います。このホルツのソニックチタニウムは、塗装ムラが全くと言っていいほどなく、本当に塗りやすいです。
もしゴミが入った場合は、しっかり乾燥させた後、1200番のペーパーでゴミ部分のみ研磨を行い、研磨した部分だけ再度ソニックチタニウムで塗装を行います。メタリック塗装なので、部分的に塗装が上塗りされても全く分かりません。
ゴミの修正は数回必要ですが、ゴミ周辺部分だけ修正すればいいので、時間はかかったとしても最終的にはゴミなしで塗装が仕上がります。
カラー塗装後は最低3日、できれば1週間は乾燥させます(特に冬場は1週間は乾燥させること)。
一見乾燥しているように見えても、ラッカー溶剤が残っていると、後からその部分がヒケ(=塗装面が凹むこと)になりますので、念には念を入れて乾燥させてください(ヒケたら最初から全てがやり直します)。。
カラー塗装後の中研ぎはしませんでした。したほうがいいという方もいらっしゃるみたいですが、ゴミの修正は終わっていることと、(2000番以上の細かい番手でも)下手に研磨すると金属粒子の向きが変わってムラになります。個人的には、素人のメタリック塗装では中研ぎはやめておいたほうがいいと思います(ソリッドカラーであれば中研ぎしたほうがいいと思いますが)。
乾燥後、ウレタンクリアーで仕上げます。
ウレタンクリアーは垂れる手前が一番ツヤが出ますので、タップリ厚塗りします。と言っても、一度に厚塗りしたり至近距離からスプレーすると空気が入って泡立ち、その部分が白く濁ってしまいますので(ブレーキキャリパー塗装で経験済み笑)、何回かに分けて重ね塗りし、塗膜を厚くしていきます。
ウレタンクリアーが乾燥後、仕上げの研磨をしてきます。2000番のペーパーで全体をならした後、3000番のペーパーで水研ぎします。2000番のペーパーをかけると部分的にウレタンクリアーがヒケてる部分などが分かると思いますので、表面が均一になるように磨きます(磨きすぎるとクリアー層を全て削ってしまいますので注意)。
ゴミが付着したり、必要以上に垂れて厚くなってしまった部分(主にフチ部分)は1500番→2000番→3000番で研磨。エッジ部分で塗料が厚く溜まってしまった部分は800番から研磨しましたが、カラー層が出るほどクリアーを削ってしまわないよう、削りすぎには十分注意して研磨します。
最後は液体コンパウンドの細目→鏡面→超鏡面で仕上げれば完成です。
これでスイッチパネルの塗装と研磨は完了です。
このような感じで仕上がりました。
塗装ムラもなく、ガン見OKなレベルで仕上がりました。
じっくり見てみると、ウレタンクリアー塗布~乾燥時に、フロント助手席のスイッチパネルに極小のチリが2~3個入ってしまったのですが、コンパウンドによる研磨で平滑にしているのと、荒めの金属粒子のおかげでほぼ気付かないレベルだと思います。
また、厚塗りしたアクリル塗料が乾燥時に流れてエッジ部分に溜まってしまい、その部分が少しだけウレタンクリアーが盛り上がっています。ある程度の段差はペーパーで修正しましたが、研磨し過ぎると下地まで出てしまいますので、完璧は追及せず、目立たなくなる程度でやめています(白化しているわけではないので)。
純正のスイッチパネルとの比較がこちら。ウレタンクリアーの濡れたようなツヤがいい感じ。
実車取り付け
実車への取り付けは以前のこちらの記事を参照してください。
スイッチパネルに固定されているスイッチパーツのツメを外して(運転席のみ3か所のビスあり)、塗装済みパネルに移植するだけです。
装着した写真がこちら。
エアコンレジスターのトリムや、ドアオーナメントとの相性もバッチリです。
こちらは助手席側です。
最後にリアです。
ウインドウスイッチパネル塗装の評価と感想は?
NXの質感で足りない部分が改善されて大満足です。
クオリティもおそらくDIYとは分からないレベルで仕上がったと思います。
交換前と比較すると一目瞭然ですね。
ウインドウスイッチパネルが塗装パネルに変わるとかなりインテリアの印象が変わりますので、オススメのカスタマイズです。
塗装の手間はかかりますが、丁寧に行えばDIYでも出来ないレベルではないです。
もちろん予算に余裕のある方であれば、THINK DESIGNさんのパネルがオススメです。
費用:約10,000円(純正部品+スプレー)
満足度:★★★★★
難易度:★★★☆☆
作業時間:5時間(乾燥時間除く)
愛車の維持費を大幅に削減する方法をご存知ですか?
それは「自動車保険の見直し」です。
車の購入と同時に必須となるのが自動車保険。
位置づけは”任意”保険ですが、レクサスオーナーで加入しないという方はいないと思います。
(個人的にはレクサス車に限らず無保険車はありえないという認識です)
私のレクサスNXが加入した自動車保険の保険料は、495万円の一般条件の車両保険(フルガード)、495万円の車両新価特約、弁護士特約、ロードアシスタンス特約に加入した上で、年間3万7,380円でした。
ちなみに当初見積した東京海上日動の自動車保険は、ほぼ同条件の見積内容で年間7万8,700円でした。
東京海上との差額は何と4万1,320円!
同じ保証内容で保険料を半額以下に抑えることができました。
保険料を4万円も抑えることができたのは、ダイレクト型(別名:通販型/ネット型)の自動車保険を利用したからです。
ダイレクト型がなぜ安いのかはこちらの記事を参照ください。
安く抑えるためには、複数の保険会社の比較が基本。
今回は複数社に一度に見積が依頼できる無料の一括サイトを使って申し込みました。
具体的にはこちら2つのサイトで見積を依頼してみました。
●自動車保険一括見積もりサービス インズウェブ(SBIホールディングス)
●自動車保険一括見積もり依頼サービス 保険スクエアbang!
加入者の年齢や保障内容によって、保険料は異なってきますので、実際に見積を取って確認してみてください。
同じ保証内容でも、30代ではA社が安いのに、40代ではB社が安いといったこともあります。
上の3つのサイトで申し込めば主な保険会社は網羅できます。
自分の場合、安かったのは、チューリヒとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)。
保険料がほぼ同じだったので、最終的にロードサイド特約が充実していたセゾン自動車火災にしました。
一括見積サイトで申し込むと、順次メールで各社見積が届きます。
(早い会社は即時、遅い会社でも数時間後には届きました。)
メールのみで電話での営業も一切ないので安心です。
そのままメールからウェブサイトで保険の申し込みができます。
ウェブサイト上で特約や保証額を必要な内容に調整し、全てネットで完結。
できればお世話になりたくはない一方で非常に重要な自動車保険。少し工夫するだけで大幅な節約が可能です。
万が一に備えた上で、安心・安全なカーライフを楽しみましょう!
自動車保険を節約する詳しい方法は、こちらの記事を参照ください。あわせて読みたいレクサスNXの自動車保険を車両保険付きで3万円台した方法 – LIFE with NX
実際に加入した私の保険見積書も公開しております!
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