レクサス純正 パフォーマンスダンパーについて

パーツレビューや取り付けはすぐにでも紹介できるのですが、現在走行テストでインプレッションをまとめている最中ですので、それがまとまり次第記事にしたいと思います。
レクサスNXでは”F SPORT”に標準装備となりますが、今回はパフォーマンスダンパーについてまとめてみました。
パフォーマンスダンパーとは?

「パフォーマンスダンパー」は、ヤマハが開発、商標を登録している乗用車の主要部に搭載する車体制振ダンパーで、走行中の車体のごくわずかな変形や、振動を穏やかに整え吸収するための装置です。
ヤマハによると、「走行中の車体の変形や不快なノイズ・振動を効果的に吸収する新技術で、従来とは別次元の上質、快適な走りを実現した、画期的な自動車用パーツ」とのこと。
2000年に基本概念を発案後、2004年4月に量産品として初めて市販車に採用(※)。2016年11月の生産累計100万本達成から、わずか3年2カ月で2020年1月に生産累計200万本を達成しています。
※「トヨタクラウンアスリートVX(2001年/限定300台)」に、世界初の技術として搭載。2004年4月には、日本、欧州、北米向けの「トヨタカローラ」のスポーツグレード車に、量産車として世界初採用された。
開発は上記の通りヤマハですが、ヤマハから承認を得て、ドイツ車のチューナー「COX」も生産しています。COXは、フォルクスワーゲンのゴルフやアウディ、BMW(1/3シリーズ)、MINI、ポルシェ(カイエン) などのボディダンパーを市販しています。
レクサス・トヨタ車向けのアフターパーツとしてTRDブランドでもパフォーマンスダンパーが販売されていますが、開発・生産はヤマハのようです(そもそもヤマハの登録商標であり技術ですしね)。
パフォーマンスダンパーの特徴と原理
車体はバネ要素の集合体のため、走行中の車体は常に1mm以下のごくわずかな変形と振動を繰り返しているのが特徴。弾性体である金属製の車体は変形に対する減衰性が低いため、外力による変形エネルギーはほぼそのまま蓄積・放出され、固有振動数で変形を繰り返そうとします。
車体の主要な構造体の2点間に車体粘性(減衰要素)=パフォーマンスダンパーを追加することで車体の変形エネルギーを吸収し、熱エネルギーとして発散させるようにしています。車体の変形は穏やかになり、振動も速やかに減衰します。
これにより車体の過大な変形速度が抑制され、通常走行時における快適性はもちろんのこと、比較的大きな車体変形を伴う高速走行時においても高い運動性と安定性を両立させることが可能となっています。
パフォーマンスダンパーの効果
パフォーマンスダンパーは、車体粘性(減衰要素)の追加による上質な車体挙動により、下記のような優れた効果を発揮するとのことです。
●操縦安定性の向上
・ハンドリング性能(正確かつ安定オーバーシュートのない挙動)
・走行安定性(漂い感の無い直進性)
●快適性の向上
・乗り心地(ふわつきの解消、ハーシュネスの改善)
・上質感、真の剛性感(振動、騒音の低減)
●その他の効果
・ドア閉め音の上質化
・オーディオの音質向上
・駆動系ロス感の低減
オーディオの音質向上などはオカルトではないかと個人的には思っていますが(マフラーアーシングやアイスフューズの類もオカルトだと思っています)、トヨタが純正採用するからには、走行性能においては間違いなくプラスの効果があるはずです(でなければ、コスト要求の厳しいトヨタが採用するはずありませんので…)。
レクサス車への採用について

レクサスNXには2014年の発売時から”F SPORT”グレードにヤマハのパフォーマンスダンパーが標準装備されています(それ以外のグレードは設定なし)。パフォーマンスダンパーがレクサスの車両に搭載されるのは、「CT200h (Version L/C、F SPORT)」「RX450h/350 (F SPORT)」「HS250h」に次いで4車種目となります。
最近はメーカー装備として設定されておらず、ディーラーオプションのTRDのアフター製品として展開されていることが多いですね(RX、UX、GS、RCなど)。TRDオプションだと前後で税込11万円の値段で設定されているので、かなり高額なオプションだと思います(メーカー装備のパフォーマンスダンパーだと部品代は前後でも5万円前後ですので…)。

レクサスNXの”F SPORT”以外にも後付け可能
レクサスNXのパフォーマンスダンパーは”F SPORT”に標準装備で、それ以外は設定がありませんが、部品として入手することで、”F SPORT”以外にもパフォーマンスダンパーを装着することが可能です。



すでに装着を終えて走行テストしているところですので、インプレッションがまとまりましたら紹介したいと思います。
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愛車の維持費を大幅に削減する方法をご存知ですか?
それは「自動車保険の見直し」です。
車の購入と同時に必須となるのが自動車保険。
位置づけは”任意”保険ですが、レクサスオーナーで加入しないという方はいないと思います。
(個人的にはレクサス車に限らず無保険車はありえないという認識です)
私のレクサスNXが加入した自動車保険の保険料は、495万円の一般条件の車両保険(フルガード)、495万円の車両新価特約、弁護士特約、ロードアシスタンス特約に加入した上で、年間3万7,380円でした。
ちなみに当初見積した東京海上日動の自動車保険は、ほぼ同条件の見積内容で年間7万8,700円でした。
東京海上との差額は何と4万1,320円!
同じ保証内容で保険料を半額以下に抑えることができました。
保険料を4万円も抑えることができたのは、ダイレクト型(別名:通販型/ネット型)の自動車保険を利用したからです。
ダイレクト型がなぜ安いのかはこちらの記事を参照ください。
安く抑えるためには、複数の保険会社の比較が基本。
今回は複数社に一度に見積が依頼できる無料の一括サイトを使って申し込みました。
具体的にはこちら2つのサイトで見積を依頼してみました。
加入者の年齢や保障内容によって、保険料は異なってきますので、実際に見積を取って確認してみてください。
同じ保証内容でも、30代ではA社が安いのに、40代ではB社が安いといったこともあります。
上の3つのサイトで申し込めば主な保険会社は網羅できます。
自分の場合、安かったのは、チューリヒとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)。
保険料がほぼ同じだったので、最終的にロードサイド特約が充実していたセゾン自動車火災にしました。
一括見積サイトで申し込むと、順次メールで各社見積が届きます。
(早い会社は即時、遅い会社でも数時間後には届きました。)
電話での営業もないので安心笑
そのままメールからウェブサイトで保険の申し込みができます。
ウェブサイト上で特約や保証額を必要な内容に調整し、全てネットで完結。
できればお世話になりたくはない一方で非常に重要な自動車保険。少し工夫するだけで大幅な節約が可能です。
万が一に備えた上で、安心・安全なカーライフを楽しみましょう!
自動車保険を節約する詳しい方法は、こちらの記事を参照ください。
実際に加入した私の保険見積書も公開しております!
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詳細な記事、参考になります。
私も4/23にモノタロウで注文し、現在出荷待ちです。
この日は全商品10%OFFでこのパーツも割引対象でしたので、勢いで注文しました。
埼玉共販はカード払いであれば5%キャッスレス還元があるのですが、入手に時間がかかりますが、モノタロウの10%割引は魅力です。
インプレ記事楽しみにしております。
モノタロウの10%引きは確かに2万円を超えるパーツになってくると大きいですね。
高速、一般道含めてそこそこ走ったのですが、フロントのストラットタワーバーに比べると変化が少し分かりにくいのかなというのが正直な感想ですね…。
あら、私も丁度付けてみようと注文したところでした(^^;)
(20インチに替えてコツコツ感が増えたので…)
良い値段なので、良い方向になることを期待しています。
奇遇ですね笑
装着も簡単ですし、トライしやすいですよね。
今のところ走った感想としてはちょっと分かりにくいかなぁ、といった印象です汗