先日の記事で公開したマル秘プロジェクトの進捗状況です。
先週末は私のレクサスNXの半年点検(2年6か月点検)だったのですが、その際担当SCに対してマル秘プロジェクトに必要な配線図を依頼しており、無事入手完了しました(仕事の出来る担当SCに感謝です)。
早速配線図の分析も進めた結果、難易度は非常に高いものの、計画していた内容が実現できそうな見込みが立ったので公開します。
マル秘プロジェクトの内容
今回計画していたマル秘プロジェクトとは、独自のウェルカムモーションの実現です。
ヒントとして掲載したこちらの画像は、テールライトがヒントのつもりでした(難しかったですね笑)。
レクサスNXの灯火類の配線図を入手
オリジナルウェルカムモーション実現のためには、レクサスNXの灯火類の仕組み、配線を理解することが必要です。
そのため、担当SCにお願いして、レクサスNXの灯火類の配線図を用意していただきました。
なお、このように配線図がもらえるかどうかはディーラーにもよりますので、お断りされる場合もあることをご承知おきください。
ウェルカムモーションはDIYで出来るのか?
まず、ウェルカムモーションはDIYで出来るのか、という問いに対してですが、DIYでの作業は可能です。
ウェルカムモーションから少し話が逸れますが、レクサスNXの灯火類の制御について説明したいと思います。
ご存知の方もいると思いますが、レクサスNXを含む最近の車は、灯火類や各種車両の制御が、以前のような単純なプラスマイナスの配線による制御だけでなく、CANと呼ばれるデータ通信による制御が増えています。
CAN:「Controller Area Network」の略で、ドイツのBosch社が開発したシリアル通信プロトコル。車載通信に向いた仕様となっているのが特徴。
以前は例えばウィンカーに対応するプラスとマイナスの配線があり、ポジションにもプラスとマイナスの配線があり、そこから欲しい配線を分岐することで電源を取ったり点灯させることが出来ましたが、CANでは車体に搭載されたコンピュータ(ECU:Electronic Controll Unit)と、ヘッドライトに搭載されたコンピュータが1本の線で接続され、その1本の配線にポジションやウィンカーの点灯指示がデータ信号として配信される形になります。(正確には配線はツイストペアで2本ですが…)
このCAN通信がDIYでは曲者で、同じデータ通信線に複数の制御信号が流れるため、CANに流れる信号を解析しないと、必要な信号を読み取ることができません。
逆にCAN信号を解析できれば、車速やエンジン回転数、燃費情報といった情報を得ることが可能です(各メーカーのレーダー探知機はOBD端子からCAN信号を読み取ってこれらの数値を表示しています)。また、ディーラーなどで行われる故障診断もCAN通信で各ECUに残ったエラーログなどを読み込むことで行われています。
ちなみにレクサスUXのディマー、ワイパーの制御でもCAN通信が利用されていました。
話を戻しますと、レクサスNXの灯火類では、CAN通信によって点灯が制御されているものと、従来型のプラス&マイナス配線で制御されているものの2種類があります。
そして、従来型のプラス&マイナス配線で制御されている灯火類は、配線を組み替えてやることで特定のタイミングで点灯させることが可能です。例えば、ドアハンドルイルミの点灯をトリガーにテールライトが点灯するよう、リレーで配線を組めばいいということになります。ただ、この方法は配線引き回しが複雑ですし、大変な作業になると想像されます。
以上がCAN通信に関する説明ですが、フォグライト、テールライト、ナンバー灯の3種類はいずれもプラス配線とマイナス配線で制御されている灯火類です。
逆にこれ以外の灯火類、つまりヘッドライトやL字ポジションなどを制御しようとすると、CAN通信の読み取りや、CAN信号の入力が必要になるということです。
オリジナルのウェルカムモーションは実現可能なのか?
では、ヘッドライトやポジションライトを点灯させるオリジナルのウェルカムモーションが可能かどうか、ですが、上記で説明した通り、CAN信号の読み取り・入力が出来れば可能、というのが答えになります。
「答えになってない!」とご指摘をいただきそうです笑
そこで気になるのは、CAN信号の読み取り、入力が出来るのか、ってことですよね。
現在検討中ですが、CAN信号の読み取り、入力についてはある程度目途が立ちつつあります。
さらに、実車での検証が必要ですが、これが実現できればCAN通信にユニットを割り込ませるだけで、スマートキーの検知信号やエンジンOFFを読み取りつつ各ランプの制御信号を流すことができるようになります。そうなれば、L字ポジション、ヘッドライトを含む全ての灯火類をウェルカムモーションとして制御できるようになります。
今このような形で進めていますが、完成すれば面白いものになりそうなので、楽しみにしていただければと思います。
また、調べたところCAN通信の信号は同時期に販売されたモデルは基本的に共通のようですので、NXで実現出来れば、世代的に同じなRX(MC前)、IS、GSや60系ハリアー、30系アルファード/ヴェルファイアあたりでも同じこと=ウェルカムモーションが出来そうな予感はします。汎用性があるのもブログ読者の方には夢が広がるのでは。
レクサスESやレクサスUX、80系ハリアーなどのTNGA世代は別のCAN信号を使っている可能性もあり(同じ可能性ももちろんあり)、解析が必要になる可能性があります。
近々NXでL字ポジションを含むウェルカムモーションが出来るのか、配線組み換えなしのCAN通信ユニットのカプラーONで出来るのか、など検証予定です。
問題なければ、NXについては一般販売し、NX以外の車種で試してみたいという方には、(自己責任にはなりますが)モニター価格で販売させていただくことも検討しています。
もちろんまだ誰もやっていないので失敗する可能性も十分ありますが、続報をお待ちください。
愛車の維持費を大幅に削減する方法をご存知ですか?
それは「自動車保険の見直し」です。
車の購入と同時に必須となるのが自動車保険。
位置づけは”任意”保険ですが、レクサスオーナーで加入しないという方はいないと思います。
(個人的にはレクサス車に限らず無保険車はありえないという認識です)
私のレクサスNXが加入した自動車保険の保険料は、495万円の一般条件の車両保険(フルガード)、495万円の車両新価特約、弁護士特約、ロードアシスタンス特約に加入した上で、年間3万7,380円でした。
ちなみに当初見積した東京海上日動の自動車保険は、ほぼ同条件の見積内容で年間7万8,700円でした。
東京海上との差額は何と4万1,320円!
同じ保証内容で保険料を半額以下に抑えることができました。
保険料を4万円も抑えることができたのは、ダイレクト型(別名:通販型/ネット型)の自動車保険を利用したからです。
ダイレクト型がなぜ安いのかはこちらの記事を参照ください。
安く抑えるためには、複数の保険会社の比較が基本。
今回は複数社に一度に見積が依頼できる無料の一括サイトを使って申し込みました。
具体的にはこちら2つのサイトで見積を依頼してみました。
●自動車保険一括見積もりサービス インズウェブ(SBIホールディングス)
●自動車保険一括見積もり依頼サービス 保険スクエアbang!
加入者の年齢や保障内容によって、保険料は異なってきますので、実際に見積を取って確認してみてください。
同じ保証内容でも、30代ではA社が安いのに、40代ではB社が安いといったこともあります。
上の3つのサイトで申し込めば主な保険会社は網羅できます。
自分の場合、安かったのは、チューリヒとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)。
保険料がほぼ同じだったので、最終的にロードサイド特約が充実していたセゾン自動車火災にしました。
一括見積サイトで申し込むと、順次メールで各社見積が届きます。
(早い会社は即時、遅い会社でも数時間後には届きました。)
メールのみで電話での営業も一切ないので安心です。
そのままメールからウェブサイトで保険の申し込みができます。
ウェブサイト上で特約や保証額を必要な内容に調整し、全てネットで完結。
できればお世話になりたくはない一方で非常に重要な自動車保険。少し工夫するだけで大幅な節約が可能です。
万が一に備えた上で、安心・安全なカーライフを楽しみましょう!
自動車保険を節約する詳しい方法は、こちらの記事を参照ください。あわせて読みたいレクサスNXの自動車保険を車両保険付きで3万円台した方法 – LIFE with NX
実際に加入した私の保険見積書も公開しております!
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