ウェルカムモーションユニットの仕様公開

LIFE with NXからのお知らせ①
タイヤ空気圧表示ユニットの在庫が少量ですがあります。商品・購入の詳細はこちらをご覧ください。
LIFE with NXからのお知らせ②
ウェルカムモーションユニット通常版の在庫がごくわずかですがあります。
商品・購入の詳細はこちらをご覧ください。


ウェルカムモーションユニットの仕様が決定し、本日無事動作検証も終わりましたので、ご報告です。

動作を撮影した動画も現在編集中ですので、そちらは改めて公開させていただきます。

結論から記載しますと、やりたかった動作はほぼ実現できました。車両への不具合もありません。

一部実現できなかった仕様もありますが、残念ながら現状の方法では難しいという結論に至りました。

2020.09.25訂正

アンロック時の点灯時間を15秒に訂正しました。

目次

ウェルカムモーションユニットの概要

以前の記事でも紹介したように、レクサスNXの灯火類は、プラス&マイナス配線で制御されている灯火類(フォグライト、テールライト、ナンバー灯など)と、CAN通信でECU(Electronic Control Unit)でコンピュータ制御されている灯火類(L字ポジションライト、ヘッドライトなど)の2種類がありCAN通信で制御されている灯火類は配線組み換えなどでは制御できません

そのため、ウェルカムモーションユニットでは車体のCAN通信を読み取り&制御することにより、配線の組み換えでは対応できないL字ポジションライトやヘッドライトについても、点灯できるのが特徴です。

CAN通信では簡単にノード(=ECUなどのデバイス)を追加することができるようになっているという特徴があり、ウェルカムモーションユニットも純正のCANネットワークに接続するだけで動作します

CAN通信で採用されているライン型によるネットワーク方式は、通信線に各ノードを接続していくことによりネットワークを構成できるため、ネットワークがシンプルで、設計変更が容易。ウェルカムモーションユニットも簡単にCANネットワークに接続できる。

CAN通信を利用している後付け機器としてはレーダー探知機があり、レーダー探知機はOBDIIコネクタに接続するだけでCAN信号を読み取って車の各種情報を表示することができます。ただし、レーダー探知機はあくまでCAN信号を読み取るだけで、CAN信号の発信機能はありません(信号を出す=車両を制御するということになります)。

レーダー探知機はOBDIIコネクタからCAN信号を読み取って各種車両情報を表示

ウェルカムモーションユニットは、CAN通信を読み取るだけでなく、CAN信号を発することによって、車両の各灯火類の制御を行っています

ウェルカムモーションユニットのイメージ

CAN通信の信号線に割り込ませるだけで動作するため、複雑な配線組み換えなどが不要で、カプラーONで済ませることができるのが特徴です。必要なのはプラスドライバーのみで、取り付けは10分もあれば完了します。

ウェルカムモーションユニットで実現できる動作①

ウェルカムモーションユニットを装着すると、2つの機能が追加されます

ウェルカムライト機能(リービングホームライト機能)

1つ目はウェルカムライト機能(リービングホームライト機能)で、まさに車に乗り込む際に、車両がオーナーを迎えてくれるような動作を行う機能です。

欧州車などではアンロック動作でポジションランプ、テールライトが点灯するウェルカム機能が搭載されている車種が多くありますが、レクサスには搭載されていません(ドアノブやドアミラーのウェルカムランプ機能はありますが、ポジションライトやテールライトは点灯しません)。
※ちなみに我が家のセカンドカーのフィアット500Xもアンロックでポジションライトとテールライトが点灯します。国産車では、マツダも「リービングホームライトシステム」として対応しています

こちらはAudi A7のリービングホームライト・カミングホームライト機能の動画ですが、ただ点灯・消灯するだけでなく、セグメントごとに動的に点灯・消灯する様子は非常に先進的でカッコいいですね。ぜひレクサスにもこうしたところは見習ってほしい…。

ウェルカムモーションユニットを装着することで、レクサスNXでもウェルカムライト機能が実現可能です。

スマートキーでアンロック操作(開錠ボタンの押下)を行うと、ヘッドライト(ロービーム)/L字ポジションライト/テールライト/ナンバー灯が15秒間点灯します。バッテリー上がり防止のため、15秒で自動的に消灯しますが、15秒以内に再度アンロック操作をすると点灯時間が延長されます。もちろん15秒後に消灯しても、再度アンロック操作で新たに15秒間点灯が可能です。

トリガーはスマートキーでのアンロック操作のみで、ドアノブタッチでの開錠操作では点灯しません
技術的に難しかったということもありますが、ドアノブをタッチできる距離ではヘッドライトやテールライトは見えないので問題ないかなと…。

また、スマートキー検知(スマートキーを持って車両に近付く)では、ヘッドライト等は点灯はしません(純正のドアノブ内蔵ウェルカムランプのみ点灯)。

スマートキー検知でのウェルカム機能は実現させたかった機能の1つで色々検証してみましたが、残念ながら現状の方法では不可能という結論になりました

ウェルカムライト機能はスマートキーのボタン操作が必要なので、普段カードキーを利用している方にはメリットが少ないのが欠点です(ただし、後述のカミングホームライト機能はカードキー使用でもメリットあり)。

特徴

当ユニットの装着で点灯するのはヘッドライト(ロービーム)/L字ポジションランプ/テールライト/ナンバー灯です。一方、点灯しないのはフォグライトです。

ウェルカムモーションユニットはL字ポジションとヘッドライトの点灯が可能

個人的にはL字ポジションはレクサス車のアイデンティティーであり特徴でもあるので、L字ポジションが制御できるのは大きなメリットだと思います。フォグライトと違って、ヘッドライトは立った状態でも点灯しているのが視界に入るのと、遠くまで照らすことが可能という実用性の面でもメリットがあると思っています。

また、ES、LS、LC、IS(2020年)など最近のセダンモデルはフォグライトがそもそも搭載されていないので、必ずしも点灯の優先順位が高くないと判断しました。
(技術的にも難しかったということも…)

トリガーについては、ウェルカムモーションユニットはスマートキーでのアンロック操作(ボタン押下)のみの対応で、スマートキー検知(スマートキーを持って近付く動作)では点灯しません

ウェルカムモーションユニットで実現できる動作②

カミングホームライト機能

ウェルカムモーションユニットを追加することで得られる機能の2つ目が、カミングホームライト機能です。

こちらも欧州車などで一般的な機能で、ウェルカムライト機能と同様に、降車時にもヘッドライト/ポジションライト、テールライトを点灯させることができる機能です。
欧州では車を玄関の前に停めることも多く、そのまま玄関までの道を照らす目的もあるようです。

ウェルカムモーションユニットを装着することで、レクサスNXでもカミングホームライト機能が実現可能です。

純正ではヘッドライト/ポジション点灯時にエンジンオフして降車する際、ドアを開けた瞬間にヘッドライト/ポジションが消灯しますが、ウェルカムモーションユニットを装着することで、ドア開閉後も60秒間ヘッドライト/ポジションライト/テールライイトが点灯し続けます。バッテリー上がり防止のため、60秒で自動消灯するようになっています。

60秒の間にスマートキーのロック操作(施錠ボタン押下)または、ドアノブタッチでのロック操作をすることで、ロック操作後5秒後に自動的に消灯します。ロックと同時にすぐに消灯するのではなく、ロック操作後5秒に消灯というのがポイントで、車両がオーナーの帰宅を見送るような動作を表現しています

特徴

カミングホームライト機能はウェルカムモーションユニットだけの機能です。

なお、VWやマツダ車ではライトレバーの操作でカミングホームライト機能を作動させていますが、ウェルカムモーションユニットでは特別な操作は不要です。ライト点灯時は自動作動です。

なお、ヘッドライトが付いていない時は作動しません=ドアを開けたからといってヘッドライトが付くわけではありません。カミングホームライト機能はあくまで点灯している際の点灯時間の延長機能で、これは欧州車であっても基本的に同様です。

ウェルカムモーションユニットの適合車種

レクサスNX(2018年3月式)は検証済みで、現行のRX、GS、ISはほぼ確実に問題ないと思います(あくまで配線図や車両の世代からの考察です)。UX、ESなどの第3世代レクサスは検証はできておりませんが、対応可能と思われます。

その他のトヨタ車は不明ですが、同時期のトヨタ車であれば対応できる可能性はあります(ヘッドライトやテールがCANで制御できることが条件です)。

あくまで参考ですが、2013年以降の車種で、コムエンタープライズのトヨタ用 スーパーウェルカムライティングキット

が適合しない車種の場合、CAN通信の可能性が高いです。
(60系ハリアー後期、30系アルファード/ヴェルファイア後期、C-HR、RAV4、210系/220系クラウン、70系カムリなど)

レクサスNX、RX、GS、IS以外の車種については、動作報告を条件に、各車両先着1名でモニター販売(割引価格でのご提供)を予定しています。

ウェルカムモーションユニット機能のまとめ

上記動作の検証は済んでおりますので、現在動作の様子を撮影した動画の編集中です。

文章で説明するよりも、動画を見ていただいたほうが分かりやすいかと思いますので、もう少々お待ちください。

ウェルカムモーションユニットの機能をまとめたのが下記の表です。

ウェルカムモーションユニットの仕様のまとめ

機能以外に、ウェルカムモーションユニットの大きなメリットとしては、施工が簡単というのがあります。

ウェルカムモーションユニットであればカプラーONで10分、慣れている人であれば5分もあれば取り付けが可能です(タイヤ空気圧表示ユニットよりも確実に簡単)。純正配線などを傷付けたり、カットしたりしていないので、純正戻しもカプラーOFFでユニットを取り外すだけで簡単に出来ることが特徴です。

ウェルカムモーションユニットの販売について

動画編集とあわせて販売ページや取り付けマニュアルもあわせて作成中です。

価格は現在検討中ですが、取り付けマニュアルなどが完成次第公開させていただきます。

いつも通り一定期間で初期ロット購入者を募集させていただき、その後は注文がたまれば対応するような形になると思います。

ご興味のある方はよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

都内在住の30代の会社員。ブログ「LIFE with NX」を運営しています。

レクサスNXオーナーとして、純正の上品さを崩さず、カスタマイズしていきます。

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