以前からカー雑誌などで噂になっていたレクサスISのビッグマイナーチェンジが発表されました。
詳細はトヨタのプレスリリースを見ていただくとして、当方のインプレッションと気になった点を挙げておきたいと思います。
新型ISのエクステリア
噂の通り、プラットフォームをキャリーオーバーし、レクサスもマイナーチェンジと明記しているものの、今回のISのマイナーチェンジではドアパネルも含めたエクステリアデザインの大幅刷新が行われました。
通常のマイナーチェンジでは前後グリル・バンパー形状の変更のみであることがほとんどで、ドアパネルにまで踏み込んだ改良は先代LSのビッグマイナーチェンジ以来となります。
新型ISのボディサイズは4710×1840×1435mm(全長×全幅×全高:北米仕様プロトタイプ)で、従来モデルより全長で+30mm、全幅で+30mm、全高で+5mm、それぞれ拡大。ホイールベースは従来モデルと同じ2800mmとなります。前後バンパー変更に伴う全長の変化はこれまでのマイナーチェンジでもありましたが、全幅が拡大しているのは珍しいですね。全幅が大きくなったとはいえ、1850mm以下に抑えらえているので、機械式駐車場でも安心です。
当方も7月の転居に伴い平置きから機械式駐車場になりますが、NXの全幅はギリギリでRXはNGとなります…。これまで駐車場サイズを気にしたことはなかったのですが、今後は気にする必要も出てきそうです…。
フロントマスクも大幅に変わりました。事前の噂ではES似ということでしたが、実際にはL字ポジションを上部に内蔵したヘッドライトやサイドダクト周りの処理などUXに近いデザインですね。
以前の異形のヘッドライトからコンサバティブなデザインになったので、好ましいと感じる人も多いのではないでしょうか。
ヘッドランプ内のLEDユニットはLS・ES・RXのようなL字を組み合わせたような異形デザインではなく、シンプルな角形になっています。アダプディブハイビームが採用されず、オートハイビームにとどまっているのは残念。
MCしたISで気になるのはウェルカムランプの有無です。
現行のISはドアミラー下部にウェルカムランプを内蔵していたのですが、MCしたISではRCと同じくドアミラーは第3世代の新意匠のものに変更されました。この第3世代のドアミラーにはウェルカムランプは内蔵されず、代わりに第3世代レクサスではドアハンドルに内蔵されるようになりましたが、MC後のISは現行世代のドアハンドルを継続採用しています。つまり、ウェルカムランプは装備されていない可能性が高いと思われます。
ウェルカムランプは高級車として満足度の高い装備なので、削られるのはかなり残念ですよね。
ドアパネルやドアミラーを変更するならついでにドアハンドルも変更すればよかったのに…。
リアは一文字テールになりましたが、これは噂通りでしたね。
リアバンパーもクリアブラックで塗装されていますし、シャープなプレスラインといい、個人的には好みのデザインです。
しいて言えば、マフラーはシンプルなオーバルではなく、異形にしてバンパー埋め込みでもよかったのではないかと思います(オーバルはオーバルで好きではありますが…)。
また、大きな変化として、ホイールの固定が、これまでのナットからハブボルトに変更されたのは驚きです。欧州車では一般的ですが、レクサスではこれまでFモデルを含めてナット固定でした。
軽量化のためとのことですが、果たしたセダン系モデルだけなのか、SUVも含めた全ラインナップでそうなっていくのか、今後のレクサスモデルのホイール固定方法がどうなるのか気になるところです。
足回りではESやRXでも採用されたスウィングバルブショックアブソーバーが採用されており、乗り心地の改善が期待できます。これも今後のレクサスモデルには標準採用されていくのでしょうね(UXなどのエントリーモデルは除かれそうですが…)。
インテリア
インテリアはエクステリアの変化に比べると非常に変化が少ないのが残念でした。
ステアリングに関しては基本的な意匠は同じですが、エアバッグのデザインが変更されたのと、ステアリング下部の金属調加飾がゴールドよりからダークシルバーのような色に変更されています(シフトノブは現行NXやRXと共通のようですが、こちらの加飾は共通のゴールドよりの色になっておりチグハグ感が…)。
簡単に変更点をまとめておきます。
主な変更点
足踏み式オアーキングブレーキの廃止(=電子パーキングブレーキの採用)
センターコンソールのオーディオパネルが無塗装樹脂からピアノブラック塗装に変更
ダッシュボードにステッチが入り、グローブボックスとダッシュボードがツートンカラーに変更
ドアパネル内張りに複数のエンボスラインを交差させたグラフィックパターンを採用
ナビがタッチパネルに対応し、CarPlay、Android Autoに対応
リモートタッチをノブからパッドに変更
スタートスイッチが第3世代共通デザインに変更(鼓動点滅機能の搭載は不明)
左右のエアコンアウトレットが角形から円形に変更
ウインドウスイッチパネルには加飾ありのパネルが採用されていますが、ダッシュボードやドアパネルに本杢や本アルミの加飾が少ないのはマイナスですね…(助手席は現行はあるのにMCで廃止…)。
安全装備
安全装備は最新のLEXUS SAFETY SYSTEM+が採用されました。
全車速追従式のACC(アダプティブクルーズコントロール)が採用され、LTA(レーントレーシングアシスト)やRSA(ロードサインアシスト)など最新の機能に対応。
さらには、LTAの車線認識機能も従来よりも改善されているそうです。一部LSを超えるアップデートがなされいることになります。
個人的に非常に魅力的だと思ったのが、カーブ時の減速機能。
現行のACCでは減速せずに設定した速度のままカーブを曲がろうとするため、強いGがかかります。
MCしたISでは、LTA作動時、カメラによる白線認識にAI技術を活用し、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速。カーブ走行時の横Gを常に一定にすることで、安定した快適な走行を実現するとともに、より半径の小さなカーブやトンネル内でも途切れの少ない運転支援を可能にするとのことです。
これはACCの大きな不満点だったので、改善されるのは歓迎したいですね(できれば全モデルにアップデートしてほしいくらいです)。
MCしたISの評価は?
プラットフォームやパワートレインが古い点、内装デザイン・質感という点で、ライバルとなる欧州勢と比べると追いついたとはまだまだ言えないレベルではありますが、エクステリアの大幅変更と安全装備の最新型へのアップデートにより、商品の魅力は確実に増しました。あと3年程度は何とか戦えるようになったのではないでしょうか。
日本に限らず世界的にセダン需要が落ちているという、全需が減少しているのでなかなか難しいかもしれませんが、今回のMCで稼いだ時間を使って着実に次期モデルを開発してほしいと思います。
愛車の維持費を大幅に削減する方法をご存知ですか?
それは「自動車保険の見直し」です。
車の購入と同時に必須となるのが自動車保険。
位置づけは”任意”保険ですが、レクサスオーナーで加入しないという方はいないと思います。
(個人的にはレクサス車に限らず無保険車はありえないという認識です)
私のレクサスNXが加入した自動車保険の保険料は、495万円の一般条件の車両保険(フルガード)、495万円の車両新価特約、弁護士特約、ロードアシスタンス特約に加入した上で、年間3万7,380円でした。
ちなみに当初見積した東京海上日動の自動車保険は、ほぼ同条件の見積内容で年間7万8,700円でした。
東京海上との差額は何と4万1,320円!
同じ保証内容で保険料を半額以下に抑えることができました。
保険料を4万円も抑えることができたのは、ダイレクト型(別名:通販型/ネット型)の自動車保険を利用したからです。
ダイレクト型がなぜ安いのかはこちらの記事を参照ください。
安く抑えるためには、複数の保険会社の比較が基本。
今回は複数社に一度に見積が依頼できる無料の一括サイトを使って申し込みました。
具体的にはこちら2つのサイトで見積を依頼してみました。
●自動車保険一括見積もりサービス インズウェブ(SBIホールディングス)
●自動車保険一括見積もり依頼サービス 保険スクエアbang!
加入者の年齢や保障内容によって、保険料は異なってきますので、実際に見積を取って確認してみてください。
同じ保証内容でも、30代ではA社が安いのに、40代ではB社が安いといったこともあります。
上の3つのサイトで申し込めば主な保険会社は網羅できます。
自分の場合、安かったのは、チューリヒとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)。
保険料がほぼ同じだったので、最終的にロードサイド特約が充実していたセゾン自動車火災にしました。
一括見積サイトで申し込むと、順次メールで各社見積が届きます。
(早い会社は即時、遅い会社でも数時間後には届きました。)
メールのみで電話での営業も一切ないので安心です。
そのままメールからウェブサイトで保険の申し込みができます。
ウェブサイト上で特約や保証額を必要な内容に調整し、全てネットで完結。
できればお世話になりたくはない一方で非常に重要な自動車保険。少し工夫するだけで大幅な節約が可能です。
万が一に備えた上で、安心・安全なカーライフを楽しみましょう!
自動車保険を節約する詳しい方法は、こちらの記事を参照ください。あわせて読みたいレクサスNXの自動車保険を車両保険付きで3万円台した方法 – LIFE with NX
実際に加入した私の保険見積書も公開しております!
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