レクサスNXにウェルカムライト機能(リービングホームライト機能)/カミングホームライト機能を追加できるウェルカムモーションユニットを装着しました。
前回は仕様について記載しましたが、動作が分かりやすいよう装着したレクサスNXで動作している様子の動画も撮影しましたので、公開いたします。
レクサス車には標準で搭載されていない機能で、しかも純正然の動作、そして装着デメリットは全くないので、満足度はかなり高いです。
ウェルカムモーションユニットの概要
レクサスNXの灯火類は、プラス&マイナス配線で制御されている灯火類(フォグライト、テールライト、ナンバー灯など)と、CAN通信でECU(Electronic Control Unit)でコンピュータ制御されている灯火類(L字ポジションライト、ヘッドライトなど)の2種類があり、CAN通信で制御されている灯火類は配線組み換えなどでは制御できません。
ウェルカムモーションユニットでは車体のCAN通信を読み取り&制御することにより、配線の組み換えでは対応できないL字ポジションライトやヘッドライトについても、点灯できるのが特徴です。
CAN通信では簡単にノード(=ECUなどのデバイス)を追加することができるようになっているという特徴があり、ウェルカムモーションユニットも純正のCANネットワークに接続するだけで動作します。
CAN通信を利用している後付け機器としてはレーダー探知機があり、レーダー探知機はOBDIIコネクタに接続するだけでCAN信号を読み取って車の各種情報を表示することができます。ただし、レーダー探知機はあくまでCAN信号を読み取るだけで、CAN信号の発信機能はありません(信号を出す=車両を制御するということになります)。
ウェルカムモーションユニットは、CAN通信を読み取るだけでなく、CAN信号を発することによって、車両の各灯火類の制御を行っています。
CAN通信の信号線に割り込ませるだけで動作するため、複雑な配線組み換えなどが不要で、カプラーONで済ませることができるのが特徴です。必要なのはプラスドライバーのみで、取り付けは10分もあれば完了します。
ウェルカムモーションユニットで実現できる動作①
ウェルカムモーションユニットを装着すると、2つの機能が追加されます。
ウェルカムライト機能(リービングホームライト機能)
1つ目はウェルカムライト機能(リービングホームライト機能)で、まさに車に乗り込む際に、車両がオーナーを迎えてくれるような動作を行う機能です。
欧州車などではアンロック動作でポジションランプ、テールライトが点灯するウェルカム機能が搭載されている車種が多くありますが、レクサスには搭載されていません(ドアノブやドアミラーのウェルカムランプ機能はありますが、ポジションライトやテールライトは点灯しません)。
※ちなみに我が家のセカンドカーのフィアット500Xもアンロックでポジションライトとテールライトが点灯します。国産車では、マツダも「リービングホームライトシステム」として対応しています。
ウェルカムモーションユニットを装着することで、レクサスNXでもウェルカムライト機能が実現可能です。
スマートキーでアンロック操作(開錠ボタンの押下)を行うと、ヘッドライト(ロービーム)/L字ポジションライト/テールライト/ナンバー灯が15秒間点灯します。バッテリー上がり防止のため、15秒で自動的に消灯しますが、15秒以内に再度アンロック操作をすると点灯時間が延長されます。もちろん15秒後に消灯しても、再度アンロック操作で新たに15秒間点灯が可能です。
トリガーはスマートキーでのアンロック操作のみで、ドアノブタッチでの開錠操作では点灯しません。
技術的に難しかったということもありますが、ドアノブをタッチできる距離ではヘッドライトやテールライトは見えないので問題ないかなと…。
また、スマートキー検知(スマートキーを持って車両に近付く)では、ヘッドライト等は点灯はしません(純正のドアノブ内蔵ウェルカムランプのみ点灯)。
スマートキー検知でのウェルカム機能は実現させたかった機能の1つで色々検証してみましたが、残念ながら現状の方法では不可能という結論になりました。
ウェルカムライト機能はスマートキーのボタン操作が必要なので、普段カードキーを利用している方にはメリットが少ないのが欠点です(ただし、後述のカミングホームライト機能はカードキー使用でもメリットあり)。
特徴
当ユニットの装着で点灯するのはヘッドライト(ロービーム)/L字ポジションランプ/テールライト/ナンバー灯です。一方、点灯しないのはフォグライトです。
個人的にはL字ポジションはレクサス車のアイデンティティーであり特徴でもあるので、L字ポジションが制御できるのは大きなメリットだと思います。フォグライトと違って、ヘッドライトは立った状態でも点灯しているのが視界に入るのと、遠くまで照らすことが可能という実用性の面でもメリットがあると思っています。
また、ES、LS、LC、IS(2020年)など最近のセダンモデルはフォグライトがそもそも搭載されていないので、必ずしも点灯の優先順位が高くないと判断しました。
(技術的にも難しかったということも…)
トリガーについては、ウェルカムモーションユニットはスマートキーでのアンロック操作(ボタン押下)のみの対応で、スマートキー検知(スマートキーを持って近付く動作)では点灯しません。
ウェルカムモーションユニットで実現できる動作②
カミングホームライト機能
ウェルカムモーションユニットを追加することで得られる機能の2つ目が、カミングホームライト機能です。
こちらも欧州車などで一般的な機能で、ウェルカムライト機能と同様に、降車時にもヘッドライト/ポジションライト、テールライトを点灯させることができる機能です。
欧州では車を玄関の前に停めることも多く、そのまま玄関までの道を照らす目的もあるようです。
ウェルカムモーションユニットを装着することで、レクサスNXでもカミングホームライト機能が実現可能です。
純正ではヘッドライト/ポジション点灯時にエンジンオフして降車する際、ドアを開けた瞬間にヘッドライト/ポジションが消灯しますが、ウェルカムモーションユニットを装着することで、ドア開閉後も60秒間ヘッドライト/ポジションライト/テールライイトが点灯し続けます。バッテリー上がり防止のため、60秒で自動消灯するようになっています。
60秒の間にスマートキーのロック操作(施錠ボタン押下)または、ドアノブタッチでのロック操作をすることで、ロック操作後5秒後に自動的に消灯します。ロックと同時にすぐに消灯するのではなく、ロック操作後5秒に消灯というのがポイントで、車両がオーナーの帰宅を見送るような動作を表現しています。
特徴
カミングホームライト機能はウェルカムモーションユニットだけの機能です。
なお、VWやマツダ車ではライトレバーの操作でカミングホームライト機能を作動させていますが、ウェルカムモーションユニットでは特別な操作は不要です。ライト点灯時は自動作動です。
なお、ヘッドライトが付いていない時は作動しません=ドアを開けたからといってヘッドライトが付くわけではありません。カミングホームライト機能はあくまで点灯している際の点灯時間の延長機能で、これは欧州車であっても基本的に同様です。
ウェルカムモーションユニットの仕様のまとめ
ウェルカムモーションユニットの仕様をまとめると下記の通りです。
機能以外に、ウェルカムモーションユニットの大きなメリットとしては、施工が簡単というのがあります。
ウェルカムモーションユニットであればカプラーONで10分、慣れている人であれば5分もあれば取り付けが可能です(タイヤ空気圧表示ユニットよりも確実に簡単)。純正配線などを傷付けたり、カットしたりしていないので、純正戻しもカプラーOFFでユニットを取り外すだけで簡単に出来ることが特徴です。
ウェルカムモーションユニットはリレーアタック対策にピッタリ?
昨今話題になっている車両盗難の方法であるリレーアタック。
リレーアタックの防止には、スマートキーの節電モード(電波を出さないモード)が有効ですが、節電モードではスマートキー検知を利用したドアノブタッチでの開錠はできません(スマートキーから電波を出していないので当然ですが…)。
その場合は、スマートキーのボタン押下で開錠することが多いと思いますが、自然な動作でウェルカムランプ機能を動作させられますので、ウェルカムモーションユニットがピッタリではないかと思います。
詳細はこちらにまとめました。
ウェルカムモーションユニットの動作
ウェルカムモーションユニットを取り付けたレクサスNXの動画を撮影しましたので、公開いたします。
文章で説明するよりも見ていただいたほうが分かりやすいかと思います。
ウェルカムモーションユニットの評価と感想は?
L字ポジションも含めたウェルカムライト機能(リービングホームライト機能)/カミングホームライト機能が実現できたので大満足です。
特に、レクサスのアイコンであるL字ポジションはなんとか点灯させたかったので達成感があります。
動作においても、レクサス純正機能としてあってもおかしくない、欧州車と同様の純正然の動作が実現できました。
また、装着も簡単で、バッテリー上がり防止の自動消灯機能なども搭載し、装着によるデメリットがないという点もポイントです。
出来ればフォグランプ点灯やスマートキー検知でのウェルカムライト機能は実現したかったのですが、現状の方法では不可能と判断。複雑な配線組み換えなどをする必要がないカプラーONでの手軽な装着を重視しました。
ウェルカムモーションユニットの販売について
ウェルカムモーションユニットの販売ページを作成しました。
ご興味のある方はこちらをご覧ください。
Q&Aや適合車種情報なども販売ページに掲載しています。
愛車の維持費を大幅に削減する方法をご存知ですか?
それは「自動車保険の見直し」です。
車の購入と同時に必須となるのが自動車保険。
位置づけは”任意”保険ですが、レクサスオーナーで加入しないという方はいないと思います。
(個人的にはレクサス車に限らず無保険車はありえないという認識です)
私のレクサスNXが加入した自動車保険の保険料は、495万円の一般条件の車両保険(フルガード)、495万円の車両新価特約、弁護士特約、ロードアシスタンス特約に加入した上で、年間3万7,380円でした。
ちなみに当初見積した東京海上日動の自動車保険は、ほぼ同条件の見積内容で年間7万8,700円でした。
東京海上との差額は何と4万1,320円!
同じ保証内容で保険料を半額以下に抑えることができました。
保険料を4万円も抑えることができたのは、ダイレクト型(別名:通販型/ネット型)の自動車保険を利用したからです。
ダイレクト型がなぜ安いのかはこちらの記事を参照ください。
安く抑えるためには、複数の保険会社の比較が基本。
今回は複数社に一度に見積が依頼できる無料の一括サイトを使って申し込みました。
具体的にはこちら2つのサイトで見積を依頼してみました。
●自動車保険一括見積もりサービス インズウェブ(SBIホールディングス)
●自動車保険一括見積もり依頼サービス 保険スクエアbang!
加入者の年齢や保障内容によって、保険料は異なってきますので、実際に見積を取って確認してみてください。
同じ保証内容でも、30代ではA社が安いのに、40代ではB社が安いといったこともあります。
上の3つのサイトで申し込めば主な保険会社は網羅できます。
自分の場合、安かったのは、チューリヒとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)。
保険料がほぼ同じだったので、最終的にロードサイド特約が充実していたセゾン自動車火災にしました。
一括見積サイトで申し込むと、順次メールで各社見積が届きます。
(早い会社は即時、遅い会社でも数時間後には届きました。)
メールのみで電話での営業も一切ないので安心です。
そのままメールからウェブサイトで保険の申し込みができます。
ウェブサイト上で特約や保証額を必要な内容に調整し、全てネットで完結。
できればお世話になりたくはない一方で非常に重要な自動車保険。少し工夫するだけで大幅な節約が可能です。
万が一に備えた上で、安心・安全なカーライフを楽しみましょう!
自動車保険を節約する詳しい方法は、こちらの記事を参照ください。あわせて読みたいレクサスNXの自動車保険を車両保険付きで3万円台した方法 – LIFE with NX
実際に加入した私の保険見積書も公開しております!
コメント