前回の記事では次回予告としてアウトサイドのスカッフプレートと書きましたが、予定を変更してステンレスプレートの試作品と発光部の試作品を作ったのでご紹介します。
アウトサイドのスカッフプレートは色々なパーツをテストしていますが、後日改めてご紹介予定。
まだ若干の修正は必要ですが、方向性は見えてきており、完成の目処もほぼつきました。
ステンレスプレート試作品
現在私が進めているのは、純正ステンレスプレートから完全交換するタイプのスカッフプレートです。まずはこの部分から解説していきます。
まずこちらが純正のスカッフプレート。写真は”I package”のものなので、レクサスロゴのみでプレートはありません。
一般にスカッフプレートの自作では純正のステンレスプレートを流用することが多いと思いますが、個人的にはここが鬼門だと思っています。ステンレスプレートは樹脂パーツに強力両面テープで圧着されており、曲げたり加工痕を付けずに外すのがかなり難しい。
実際に外すと高い確率でこのような感じになります(実際に剥がしたのは”version L”のスカッフプレートなのでロゴプレート部分があります)。こうなってしまっては再利用は不可能です。
さらに、外した後にプレートにイルミネーション用に穴を開ける工程も非常に難度が高くなっています。パワフルなハンドルーターが必要となり、加工中も誤ってステンレスプレート部を傷つけてしまうリスクが存在します(ちなみに”version L”や”F SPORT”のスカッフプレートの場合、ロゴプレートを剥がしてもプレート形状の穴が開いているわけではありません)。
この、ステンレスプレートの分離と加工が一番の難関だと考え、両方をクリアする方法として、ステンレスプレートのワンオフ製作を考えました。
純正のステンレスプレートは再利用せずに廃棄、新しく専用のスカッププレートを嵌め込みます。
こうすることで、再利用する必要がないので、傷などを気にすることなく純正ステンレスプレートを樹脂からバリバリと剥がすことが可能になります。
ステンレスプレートを作成するにあたって、サイズとイメージの確認のため、アクリルで試作品を作成しました。
まずは純正インテリアイルミネーションASSY対応バージョン。
純正のステンレスプレートと全く同サイズに仕上げています。
あらかじめロゴ部分がくり抜かれており、開口部のサイズは先日検証した純正インテリアインテリアイルミネーションランプASSYにあわせていますので、純正部品をそのまま流用可能ですし、後ほど紹介するオリジナルパーツをセットすることも可能です。
続いて、前回公開したレクサスLC “PATINA Elegance”インスピレーションのデザインで使用するステンレスプレートの試作品がこちらです。
レクサスロゴをくり抜いています(マスキングテープを使用したのはEとXの間の分離パーツが脱落するのを防ぐため)。
このステンレスプレートに、ステッカーを組み合わせる形になります(もちろんステッカーは貼らなくても大丈夫です)。
発光部試作品
続いて発光部の試作品です。
初期試作品
まずは検証のため、このようなパーツをアクリルで作ってみました。
上から、クリアーアクリルのレクサスロゴ、LEDユニット、片面(裏面)にレーザーでブラスト加工したクリアーアクリル、乳白色アクリルです。
レーザーでブラスト加工したクリアーアクリルには、角形のLEDがちょうど収まるように切り欠きを設けています。
レクサスロゴですが、ステンレスプレートを1mm厚で作成するため、アクリルプレートだけだと段差が気になるかなと思い、1mm厚のアクリルでロゴプレートを作成してみました(ステンレスの開口部にそのまま入れ込むことでツライチになるイメージ)。
実際に発光させてみたのがこちら。
左右にLEDが2つずつ搭載されているのですが、中央部分までは光が届かずにムラになってしまっています。今回、均一にプレートを光らせるために角形の広角LEDを使ったのですが、それが裏目に出た可能性があります。もしかすると、狭角のLEDを使えば中央部まで問題なく照らせるかもしれません。
そこで、角砲弾3mmLEDにも対応できるよう切り欠きを作ったプレートも作成したので、狭角の3mmLEDでテストしてみます。
テスト結果は…
変わらない…。
狭角の3mm砲弾型を使った場合でも中央部分が暗くなってしまいます。むしろ、丸型に切り欠いた部分がレンズのような役割をしてより広角に照らしているイメージすらあります。
乳白色アクリルをやめてアルミ箔を敷いてみたりと何パターンか試したもののあまりいい結果が出ず、サイドから照らすのは無理と判断。
色々試した結果最終的には、上下方向(もしくは上からだけでもOK)からLEDテープで照らす方式がうまくいきそうなことが分かりました。
写真ではムラが感じられますが、実際にはほとんどムラはありません。どうしても気になる場合は上下から照らせば解決します。
また、ツライチになるように作成した1mmのアクリルプレートは不採用を決定。一部細かい部分の強度が足りないのと、レーザーの熱でアクリルが一部白化してしまうためです。ツライチにする方法は別の方法を考えましたので、後述します。
上記踏まえて、プロダクトモデル一歩手前の発光部を紹介します。
純正インテリアインテリアイルミネーションランプASSY代替品
まずは角形にくり抜いたステンレスプレート対応バージョンです。
純正インテリアインテリアイルミネーションランプASSYが1個5,000円程度(前後で揃えると2万円弱)する上、発光色をホワイトにするためには加工が必要になるため、もう少し安価にするために作成しました。
純正品と同じく、ロゴは裏面にレーザー加工で彫刻しています。
LEDテープで上面から照らして発光させるとこのような感じ。先ほどの初期試作品と比べるとロゴが綺麗に発光しているのが分かるかと思います。
オリジナルインテリアインテリアイルミネーションランププレート(試作品)
LEDの照射は上方向からだけですが、ムラがほとんどありません。
アクリルプレートの下には、写真ではアルミホイルを敷いていますが、ヘアラインのアルミテープやステンレステープを敷くといいのではと思います。
今回のでも十分なクオリティですが、プロダクトバージョンではもう少し深く掘り込んで立体感と高級感を高めます。
オリジナルデザイン用
オリジナルデザインの場合、ステンレスプレートはロゴ部分がくり抜かれている形状になります。
このステンレスプレートに嵌め込む発光部は最終的にはこのような感じにしようと思っています。
上記のプレートは、ロゴ以外の部分をレーザー彫刻で削っています。そのため、横から見ると削っていないロゴ部分だけが少し盛り上がった形状になっています。
試作品なのでレーザーのパワーが読めず少し浅い感じになりましたが、ステンレスプレートの厚みと同じ1mm削り込むことで、ステンレスプレートに嵌めたときにツライチになるようにします(正確には完全なツライチではアクリルプレートに傷が付きやすくなるため、削る深さは1mmよりも少なくする予定)。
レーザー彫刻でロゴ部分の段差を作ることにより、ロゴ部分を1mmのアクリルから切り出して用意する必要がなくなります。
この試作パーツを光らせてみました(アクリルで作った試作スカッフプレートに装着した状態で撮影)。
綺麗に光っていますね。これをステンレスプレートに嵌め込めば綺麗な面発光が表現できそうです。
ステンレスプレート試作品&発光部試作品のまとめ
ステンレスプレート含めて、順調に進められているのではないかと思います。
今回はフロントパートの紹介のみでしたが、当然リアパートも進めています。こちらは発光部はフロントと同じで、ステンレスプレートの形状が違うだけとなります。
今回正式なプロダクトバージョンに向けて概ねいい試作品が出来たため、いくつか改善・微調整してプロダクトバージョンに持っていく予定です。
アクリルをレーザー加工しているので、少し費用は嵩みますが、それでも目標だった”前後で純正オプション以下”の範囲にはなんとか収まりそうです(ちなみに自分の分だけで考えた場合は、色々な部品を買い集めたり試作している関係上、純正オプションを超えますが…汗)。
ステンレスプレートは明日発注予定です。
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コメント
コメント一覧 (4件)
プロトタイプ完成ですね。
レーザー加工はそのままでもヘアライン調に見える為、上品かつ高級感がありますし、いろいろなバージョンを選択できるのは楽しいですね。格好いいし、何よりもとてもスマートです。
リアプレートへの実装方法(プレートの加工方法など)、これからも参考にさせていただきます。
なんとかプロトタイプ完成しました。
レーザー加工はおすすめです。自由にカットや彫刻ができるので、LED用の切り欠きなども自由自在です。
リアのスカッフの埋め込みはこれから検証予定です。今のところレーザーカットかな、と思っています。もちろんルーターなどでもいいのですが。
返信ありがとうございます。
リアの埋め込みはいいアイデアが浮かんでこないので、参考にさせていただきます。
このパーツはそれほど高くないのでダメ元でトライしてもいいのですが、他力本願で大変申し訳ないのですが、、、
更新楽しみにしております。
寸法通り綺麗にカットできるかがポイントですよね。
それさえできればそれほど問題ないかと…。
明日テスト予定です。