レクサスNXのフロントドアにデッドニングを施工しました。
デッドニング自体は以前から興味があったのですが、DIYでも十分施工できそうだったので今回施工してみることに。
デッドニングとは?
デッドニングはご存知の方も多いと思いますが、車のスピーカーを内蔵したドア回りの防振性や気密性を高めることで、内蔵スピーカーの音を良くする作業のことです。
スピーカーの音質アップ(というか本来の能力を発揮させる)のほか、ロードノイズなども静かになりドアのガタつき音なども防げるとのこと。
今回は、フロントドアに施工。
施工場所はアウターパネル、インナーパネル、内張りです。
利用したのはエーモンのデッドニングキットオールインワンモデル。
エーモン 音楽計画 デッドニングキット オールインワンモデル ドア2枚分 2396
必要なシートが揃っているので、単品で揃えるよりも安く済みます。
ブチル除去で便利な手袋とヘラ、音質チェック用のCDまで付属しています。
アウターパネル/インナーパネル用の制振シート、スピーカー裏の吸音材、ポイント制振材など必要なキットが一通り入っていてAmazonで9,000円以下とコストパフォーマンスが非常にいいです。
オールインワンキットに加えて、ドア内張りの裏側の制振用に、ポイント制振材(10枚)を2セット追加しました。
Amazonだとオートバックスの半額です。
エーモン 音楽計画 ポイント制振材 約50×100mm 厚さ約2mm・10枚入 2178
さらにデッドニング用のローラーも用意。
制振シートをパネルに圧着するのに非常に便利だったので、安いですし、作業性がアップするので用意することを推奨。
エーモン 音楽計画 デッドニング用ローラー 全長約190mm 2191
重要なのが、インナーパネルのブチルゴムの除去のためのブレーキクリーナー。
脱脂洗浄のために必須…というかないと作業できないレベルです。
作業の手順
ドア内張りの分解
ドア内張りの外し方はこちらの記事を参照してください。

防水ビニールに覆われたインナーパネルにアクセスできるようにします。
インナーパネルのブチルゴムの除去
今回の作業の最難関ポイントです。難易度は高くないですが、根気が必要です。
ビニールを剥がしていきます。基本は素手でOKで、ドアの金属部分に挟まっている部分などはカッターなどを使って除去していきます。
いよいよブチルゴム(写真の黒い液体状のゴム)を除去していきます。
コツは、布ガムテープを用意して、あらかじめブチルゴムをガムテープで可能な限り除去すること。
これをすることでその後の作業がかなり楽になります。
こびりついて残ったブチルゴムは、ブレーキクリーナーを吹きかけ、キッチンペーパーで拭き取りながら脱脂洗浄すれば手早く作業できます。
ガムテープを使わなかった運転席側は1時間くらいかかりましたが、助手席はガムテープを使うことで30分程度で完了できました。
ブチルゴムは服などに付くと基本的に取れないので、作業中に誤ってゴムが付着しないようにしてください。
汚れてもいい服で作業することを推奨します。
ドアアウターパネルのデッドニング作業
スピーカーを固定している3か所のビスとカプラーを外します。
スピーカー裏に吸音材を取り付けます。
インパクトビーム部分は避けて、スピーカーを2つにカットして施工。
アウターパネルにインパクトビーム固定用の制振シートを貼り付けます。
また、ドアパネルを外側から叩いて、コンコンと振動する部分を重点的に制振シートをカットして圧着します。
圧着にはデッドニング用ローラーが大活躍。
制振できると、ドアを叩いたときの音がコンコンからコツコツに変わります。
そして制振シートの上に吸音材を配置。
インナーパネルのデッドニング作業
インナーパネルのサービスホールを制振シートで塞ぎます。
下側のサービスホールは、内張りの出っ張りと干渉するため、凹ませておく必要があります。
スピーカーにスピーカー用防音テープを巻きつけます。
ドア内張りのデッドニング
ドア内張りを戻し、キット付属のCDで重低音を再生。その際、振動している部分に養生テープなどで印を付けておきます。
内張りを再度取り外し、養生テープでマークした箇所にポイント制振材を圧着。
再度内張りを戻して完成です。
フロントドアデッドニングの評価と感想は?
ドア開閉音の変化
施工後の感想ですが、ドアの開閉音が明らかに変化しました。
施工前はバンッという音でしたが、施工後はバフッという音になりました。デッドニングによって気密性が上がった感じです。
施工前後で動画で比較してみました。
後半の前後ドアの比較が分かりやすいと思います。
カメラ録音なので実際の音とは少し違う感じですが、実際の施工後の音は重厚感ある音です。
ドア自体の重量も重くなったため、少し女性だと重さを感じるかもしれませんが、高級感が出ました。
音質の変化
肝心の音質ですが、こちらも施工の前後で動画で比較してみました。音源はできるだけ高音質なものをということで、「ガンダムUCオリジナルサウンドトラック」から”UNICORN”(ハイレゾFLAC|48.0kHz/24bit)を再生させてみました。
※できる限り大音量で再生することをオススメします。
後半のミックス部分でよくよく比較してみると、デッドニング前は音が少し痩せているのに対して、デッドニング後は音が豊かになっているのが分かるかと思います。“UNICORN”では特に1:38〜、2:24〜の打楽器と弦楽器が分かりやすいと思います。
低音の締まりがよくなって力強さが増す一方、中高音はハッキリと聞こえるようになり、全体としてメリハリのある音になりました。
ロードノイズの変化
ロードノイズはそれほど変化を感じませんでした。
NX自体比較的静かですし、フロントドア以外にもフロアやエンジンルームとの隔壁、タイヤハウス、リアドア、バックドアなど全体的に対策しないと変化を感じにくいかもしれません。
代車で借りたGS300hとはハイブリッドとガソリンターボの違いを入れても、正直レベルが全く違う感じですね…。
むしろドアが静かになり、重低音が出るようになった分、フロアの振動が気になるようになりました。
そのため、追加でフロントフロアのデッドニングを施工しました。

フロントドアデッドニングのまとめ
施工(主にブチルの除去)は少し大変ですが、1万円程度で施工でき、コスパもいいと思います。
愛車での音楽再生にこだわりたい方にはかなりオススメなメニューです。
費用:約1万円(オールインワンキット、ポイント制振材、ローラーなど)
満足度:★★★★☆
作業難易度:★★★☆☆
作業時間:3時間30分
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