事前にお伝えした通りレクサスNXの特別仕様車”Spice & Chic”/”Cool & Bright”が7月16日に発表されました(事前では”Spice & Chic”しか聞いていなかったのですが、”Cool & Bright”もあったんですね)。そして同時に年次改良も発表。
本当は発表と同時に詳細のレビューをしたかったのですが、転居で忙しくこのタイミングになってしまいました…汗
レクサスNXの兄弟車であるハリアーもフルモデルチェンジしましたし、レクサスNXのモデルチェンジも来年~遅くとも再来年にあると思われます(フルモデルチェンジ時期の予想はこちら)。
このところ毎年のようにNXは特別仕様車が出ていますので、来年も設定される可能性はありますが、今回の特別仕様車は決定版!と言ってもいい装備になっていますので、気になる方は要チェックです。
特別仕様車の概要
まず押さえておきたいのは、今回設定された特別仕様車は、ガソリンモデル/ハイブリッドモデルそれぞれに設定されているということ。パワートレインにかかわらず選択できるのは有難いですね。
そして、“Spice & Chic”は”I package”ベース、”Cool & Bright”は”F SPORT”ベースとなります。したがって、特別装備以外の装備や選択できるメーカーオプションについてはそれぞれのベースモデルに依存する形になります。
NX300h/NX300 特別仕様車”Spice & Chic” 特別装備
まずは”I package”ベースの”Spice & Chic”から見ていきましょう。
・L texシート(運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能・ヒーター付)
・シート・インストルメントパネル・ドアトリム(特別仕様車専用ブラック&クリムゾン・クリムゾンステッチ)
・シート(ブラック・特別仕様車専用ブロンズステッチ)
・オーナメントパネル(特別仕様車専用ブロンズフィルム)
・ステアリング・シフトブーツ・センターコンソール等(特別仕様車専用クリムゾンステッチ)
・インストルメントパネル・ステアリング・シフトブーツ・センターコンソール・ドアトリム等(特別仕様車専用ブロンズステッチ)
・インテリア[ルーフ/ピラー]カラー(ブラック)
・フロントロアバンパーモール(高輝度シルバー塗装)
・ドアミラー(ブラック塗装)&ドアミラー足元照明(特別仕様車専用)
・フェンダーアーチモール(カラード)ボディカラー同色
・225/60R18タイヤ&アルミホイール(ダークメタリック塗装+切削光輝)
※225/60R18タイヤ&アルミホイール(ブロンズ・カラード切削光輝)メーカーオプション
・ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付)
・ブラインドスポットモニター[BSM]
・リヤクロストラフィックアラート[RCTA]
“Spice & Chic”で注目したいのは、事前にもお伝えした通りベンチレーション機能付きのシートですね。
ベースとなる”I package”はヒーターのみで、ベンチレーション機能を付けるためには本革シートオプションが必要でした(そして本革シートにするなら”version L”にしたほうがお得…)。今回の”Spice & chic”では、シート素材は”I package”と同じL tex(=合成皮革)のままベンチレーション機能が追加されているのがポイントです。
シートにはベンチレーション用にパンチングされているので、”I package”標準のシートと比較するとスポーティーな雰囲気になりますね。
内装では、”Bronze Edition”同様のブロンズステッチ内装に加えて、クリムゾン内装が選べるのがポイントです。ブラック内装ではピラーやルーフライナーがエクリュ(ベージュ)になりますが、ブロンズステッチ内装とクリムゾン内装ではブラックになるのもスポーティーで良いです(ただし車内は暗くなりますが…)。
クリムゾン内装の場合は、ステッチだけでなく助手席のダッシュボード部分やドア内張り部分、シートサイドがクリムゾンになるのが何ともお洒落ですね。ダークローズっぽい印象も受けます。画像からは確認できませんが、おそらく運転席部分のインテリアパネルもクリムゾンになっているはず。
そのほかのトピックとしては、エクステリアにフロントロアバンパーモール(高輝度シルバー塗装)が装備されたのもポイントですね!これまで”F SPORT”専用かと思われたリップスポイラーが”I package”にも装備されました。
私のNXにも装着していますが、まさか特別仕様車で装備してくるとは…笑
これは非常にカッコいいので素直に歓迎したいところです。
そのほかのハンズフリーパワーバックドアや、カラードフェンダーアーチモールやドアミラー(ブラック塗装)&ドアミラー足元照明などはこれまでの特別仕様車同様の装備となります。
ブラインドスポットモニター[BSM]、リヤクロストラフィックアラート[RCTA]も装着率の高いオプションなので有難いですね。
ちなみにパーキングサポートブレーキ[PKSB]は今回の年次改良でメーカーオプションから全車標準装備になっています。
NX300h/NX300 特別仕様車”Cool & Bright” 特別装備
続いて”F SPORT”ベースの”Cool & Bright”です。
・“F SPORT”専用本革シート(“F SPORT”専用ブラック・特別仕様車専用ブルーステッチ)
・シート・インストルメントパネル・ステアリング・シフトブーツ・センターコンソール・ドアトリム等(特別仕様車専用ブルーステッチ)
・フェンダーアーチモール(カラード)ボディカラー同色
・ドアミラー(ブラック塗装)&ドアミラー足元照明(特別仕様車専用)
・225/60R18タイヤ&アルミホイール(ブラックスパッタリング)
・ブラインドスポットモニター[BSM]
・リヤクロストラフィックアラート[RCTA]
“Spice & Chic”よりも特別装備が少ないように見受けられますが、ベースが”F SPORT”ということもあり元々標準装備が充実しています。”F SPORT”ではヒーターやベンチレーション、リップスポイラー、ブラック塗装のドアミラー、ハンズフリーパワーバックドアなどは標準装備となっています。
“Cool & Bright”のポイントとしては、225/60R18タイヤ&アルミホイール(ブラックスパッタリング)の装備でしょう。
もともとディーラーオプションとして用意されていたホイール(価格は税込272,800円)が特別装備されました。18インチなので大径とは言えませんが、ブラックスパッタリングが精悍な印象のホイールです。
“Cool & Bright”の注意点としては、”F SPORT”ベースですのでそのままでは一眼LEDヘッドランプ(+オートマチックハイビーム)となり、三眼LEDヘッドランプ(+アダプティブハイビーム)にならない点には注意が必要です。三眼LEDヘッドランプは126,500円のメーカーオプションとなります。
レクサスNX特別仕様車”Spice & Chic”/”Cool & Bright”は買い?
最後に今回の特別仕様車が「買い」なのかどうか検討してみたいと思います。
それぞれベース車と比較してみましょう。
まず”Spice & Chic”とそのベースとなる”I package”の比較では、ガソリン/ハイブリッドともに税込15万円の差額となっています。
金額換算できる装備は下記のとおりです。
フェンダーアーチモール(カラード)ボディカラー同色→154,000円
225/60R18タイヤ&アルミホイール(ブロンズ・カラード切削光輝)→38,500円
ブラインドスポットモニター[BSM]+リヤクロストラフィックアラート[RCTA]→66,000円
ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付)→16,500円
(RAV4のメーカーオプション価格から推定)
オート電動格納式ドアミラー(ブラック塗装)→7,000円
(後付けした場合の価格から算定)
ドアミラー足元照明(特別仕様車専用)→24,000円
(後付けした場合の価格から算定)
フロントロアバンパーモール(高輝度シルバー塗装)→35,000円
(後付けした場合の価格から算定)
これにベンチレーション付きのシート(少なくとも10万円以上)や特別内装が加わって15万円の差額ですから、かなりお得な特別仕様車と言えます(フェンダーアーチモールだけで元が取れる…)。
次に”Cool & Bright”とベースとなる”F SPORT”の比較では、ガソリン/ハイブリッドともに税込20万円の差額となっています。
金額換算できる装備は下記のとおりです。
フェンダーアーチモール(カラード)ボディカラー同色→154,000円
225/60R18タイヤ&アルミホイール(ブラックスパッタリング)→272,800円
ブラインドスポットモニター[BSM]+リヤクロストラフィックアラート[RCTA]→66,000円
ドアミラー足元照明(特別仕様車専用)→24,000円
(後付けした場合の価格から算定)
“Cool & Bright”もホイール分だけで元が取れる設定です。これに特別内装などが加わりますので、フェンダーダーアーチモールとホイールさえ気に入れば、こちらもかなりお得な特別仕様車と言えます。
これだけお得な仕様ですので、”I package”、”F SPORT”をそれぞれ検討されている場合は、特別仕様車を積極的に検討すべきだと思います。
モデル末期の大幅値引きを兼ねていると言うこともできると思いますが、次期NXは全幅が1850mmを超える可能性はかなり高く(同じプラットホームと見られるハリアー、RAV4は1855mm)、機械式駐車場で車幅制限がある方は完成度の高い現行モデルを購入するのも大いにありだと思います。
かく言う私も現在の機械式駐車場は1850mm制限…。
なお、特別仕様車が発注できる期間は限られており、突然オーダーストップになることもありますので、早めの商談をオススメします。
年次改良について
今回同時にレクサスNXの年次改良が発表されています。既にレクサスNXの安全装備はレクサス車の中でも最新に近い状態なので、細かなアップグレードになります。
主な点は以下の通り。
パーキングサポートブレーキ(静止物)[PKSB]の標準設定
マルチメディアシステムがSmartDeviceLink、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応
PKSB自体はこれまでもメーカーオプションで選べましたので、大きな改良とは言えません。
Apple CarPlayやAndroid Autoですが、、、レクサス車での使用感は近々レポートしたいと思うのですが、私的にはCarPlayやAndroid Autoはイマイチだなと思っています(今年の初めに後付けで装着しようとして失敗した負け惜しみではありません笑)。
実は奥さんが乗っているFIAT 500XがCar PlayとAndroid Autoに対応している(というかそれしか使えない)ので使っているのですが、圧倒的にレクサスの純正ナビの地図や案内のほうが見やすいんですよね。
細かい使い勝手では、CarPlayやAndroid Autoは高速道路のICやSAも表示されないですし、コンビニやGSなどの周辺施設表示もできないし。あとはトンネル内では携帯のGPSが拾えないのでトンネル内分岐なども困りますし、温泉地に行くと途中で圏外になったり…。
唯一いいのは無料で常に最新の地図が使えることと(レクサスの場合は購入3年間はマップオンデマンドが無料、その後は有料の更新が必要)、画面やユーザーインターフェースの見やすさがアップデートで改善される”可能性がある”くらいでしょうか。
あって困るものではないですが、純正ナビがあるのにわざわざ使いたいと思える代物ではないですね。
結局純正ナビが一番という結論に落ち着きそうなので、レクサス車のApple CarPlayやAndroid Auto対応は私的にはもはやどうでもよくなっています笑
【レクサスをご検討の方へ】既存オーナーからの紹介キャンペーン
レクサスでは基本的に車両本体・メーカーオプションの値引きはゼロですが、既存オーナーからの紹介を受けることによって、ディーラーオプションのサービス等の特典が受けられます(ディーラーによりますが…)。
先日も早速”Spice & Chic”を紹介させていただきました。
既に複数のオーナー様をご紹介させていただいておりますが、当方からディーラーのご紹介が可能ですので、レクサス車をご検討中の方はお問い合わせよりご連絡くださいませ。
詳しくはこちらをご覧ください。
愛車の維持費を大幅に削減する方法をご存知ですか?
それは「自動車保険の見直し」です。
車の購入と同時に必須となるのが自動車保険。
位置づけは”任意”保険ですが、レクサスオーナーで加入しないという方はいないと思います。
(個人的にはレクサス車に限らず無保険車はありえないという認識です)
私のレクサスNXが加入した自動車保険の保険料は、495万円の一般条件の車両保険(フルガード)、495万円の車両新価特約、弁護士特約、ロードアシスタンス特約に加入した上で、年間3万7,380円でした。
ちなみに当初見積した東京海上日動の自動車保険は、ほぼ同条件の見積内容で年間7万8,700円でした。
東京海上との差額は何と4万1,320円!
同じ保証内容で保険料を半額以下に抑えることができました。
保険料を4万円も抑えることができたのは、ダイレクト型(別名:通販型/ネット型)の自動車保険を利用したからです。
ダイレクト型がなぜ安いのかはこちらの記事を参照ください。
安く抑えるためには、複数の保険会社の比較が基本。
今回は複数社に一度に見積が依頼できる無料の一括サイトを使って申し込みました。
具体的にはこちら2つのサイトで見積を依頼してみました。
●自動車保険一括見積もりサービス インズウェブ(SBIホールディングス)
●自動車保険一括見積もり依頼サービス 保険スクエアbang!
加入者の年齢や保障内容によって、保険料は異なってきますので、実際に見積を取って確認してみてください。
同じ保証内容でも、30代ではA社が安いのに、40代ではB社が安いといったこともあります。
上の3つのサイトで申し込めば主な保険会社は網羅できます。
自分の場合、安かったのは、チューリヒとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)。
保険料がほぼ同じだったので、最終的にロードサイド特約が充実していたセゾン自動車火災にしました。
一括見積サイトで申し込むと、順次メールで各社見積が届きます。
(早い会社は即時、遅い会社でも数時間後には届きました。)
メールのみで電話での営業も一切ないので安心です。
そのままメールからウェブサイトで保険の申し込みができます。
ウェブサイト上で特約や保証額を必要な内容に調整し、全てネットで完結。
できればお世話になりたくはない一方で非常に重要な自動車保険。少し工夫するだけで大幅な節約が可能です。
万が一に備えた上で、安心・安全なカーライフを楽しみましょう!
自動車保険を節約する詳しい方法は、こちらの記事を参照ください。あわせて読みたいレクサスNXの自動車保険を車両保険付きで3万円台した方法 – LIFE with NX
実際に加入した私の保険見積書も公開しております!
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