4月30日に、カナダで2022年初めからレクサスNXが生産されるというニュースが報道されました。
トヨタ自動車(株)のカナダの生産事業体であるToyota Motor Manufacturing Canada, Inc.(以下、TMMC)は、2022年初めよりレクサスの小型SUV「NX」(ガソリンモデルおよびハイブリッドモデル)の生産を新たに開始します。
トヨタは、北米事業の競争力強化に向けて、カナダも含めた現地生産の拡充をこれまで進めてきました。今回は、近年のSUV需要の高まりも踏まえ、RAV4やレクサスRXに加えて、北米向けNXの現地生産をTMMCのケンブリッジ工場で行うことを決定いたしました。
本決定を受けて、TMMCはケンブリッジ工場において、カナダのジャスティン・トルドー首相をはじめとする政府関係者を来賓に迎え、関係役員や工場の従業員出席のもと、NX新規生産を発表する式典を実施いたしました。
TMMCのプレジデントを務めるフレッド・ヴォルフは、式典において「昨年公表した新型RAV4生産や工場刷新への投資に続き、TMMCがレクサスNXの生産工場に選ばれたことを嬉しく思います。RXとNXというレクサスモデル2車種を生産することは、TMMC従業員への信頼の高さを示しています」と述べました。
また、決定に際して、北米の統括事業体であるToyota Motor North AmericaのCEOを務めるジム・レンツは、「カナダはこれまで工場品質の高さから様々な賞を受賞しており、トヨタのグローバル生産戦略において重要な役割を担い続けます。コンパクトラグジュアリーSUV市場が成長を続けるなかで、北米でレクサスNXを生産することは、お客様や販売店のニーズにより応えていくことにつながります」と語りました。
カナダでの生産を開始した1985年以降(アルミホイール生産を行うCanadian Autoparts Toyota Inc.が1985年に、TMMCは1988年に生産開始)、カナダへの累計投資額は85億カナダドル(約63億米ドル)以上、TMMCでの累計生産台数は800万台以上に上ります。TMMCでは、2003年には初のレクサス海外生産拠点として、レクサスRXの生産を開始。2014年からはRXのハイブリッドモデルの生産も行っています。本年春に開始した新型RAV4の生産に向けては、TNGAによる新しいプラットフォームへの対応も含めて、連邦・州政府からの支援分とあわせて14億カナダドル(約10億米ドル)を投じ、工場刷新を図っています。
このニュースに関連して気になるのが次期レクサスNXのフルモデルチェンジの発売時期です。
次期レクサスNXのフルモデルチェンジ時期を予想
現行型のレクサスNXの登場は2014年7月で、今年の7月で発売から5年になります。一般的に各メーカーのモデルは6年~7年でモデルチェンジしますので、NXも2020年あたりにフルモデルチェンジがあってもおかしくはありません。
しかし、2020年であればそろそろ雑誌やネットで噂情報が聞かれてもおかしくはありませんが、そのような兆候は一切ありません。
また、2019年5月の年次改良で安全装備系を大幅にアップデートしており、最新のレクサスES・UXに劣らない装備になっていますので、あと数年は商品力を維持できると思われます。逆に、現行NXの販売を当面継続するために商品力を強化したと考えるほうが自然です(モデル末期が噂されるGS・IS・CTなどは年次改良でもほとんど手が入っていませんので…)。
そこで、カナダでの現地生産が2022年開始とすると、そのタイミングと同時にNXのフルモデルチェンジがあるのではないかと予想します。
もちろん、2022年以前にレクサスNXをフルモデルチェンジし、当初は引き続き九州の宮田工場で生産、その後はケンブリッジ工場で、という方向性もあると思いますが、トヨタにとって非常に重要な北米マーケットの販売戦略上、次期新型NXはフルモデルチェンジと同時生産が最も効率がいいはずです。
ケンブリッジ工場では現行RXを既に生産しているようですから、発表・発売と同時立ち上げでも生産技術的にも全く問題はないでしょう。
2022年にフルモデルチェンジとなると発売から8年になりますが、最近のレクサス車のモデルライフは非常に長くなっています。
LX:2007年4月発売(北米)→2015年9月マイナーチェンジ&日本発売
CT:2011年1月発売→2014年1月マイナーチェンジ→2017年8月マイナーチェンジ
GS:2012年1月発売→2015年11月マイナーチェンジ
IS:2013年5月発売→2016年10月マイナーチェンジ
GSなど次期モデルが開発中止と噂になっている車種もありますが、IS・CTについては次期型の噂も一部聞こえてきています(余談ですが次期ISはEVも用意されるらしい)。
LXも発売からかなり時間がたっていますが、ベースとなるランドクルーザーのフルモデルチェンジも近いようですので、LXのフルモデルチェンジもそれほど遠くない時期に行われるはずです。
現行モデルのライフサイクル、今回の年次改良での商品力向上を考えると、現行NXのモデルライフ8年は決して長すぎるということはなく、十分あり得る話だと思います。
では逆にフルモデルチェンジが2022年よりも遅くなるのか、というとその可能性はかなり低いと思います。モデルライフ8年を経過し、一般的にモデル末期=新型の登場が控えているモデルの生産工場を増やす必要はないと考えられるからです。その後に新型が登場すれば生産設備も入れ替えなくてはいけなくなってしまいますから。
また、近年のSUVブームで各社SUVラインナップや商品力を強化している中、年次改良で商品力が向上したといっても、さすがにモデルライフ8年を経過すると競合他社と互角に戦うのは難しいと言わざるを得ません(特に輸入車メーカーの最新モデルでは大幅に質感がアップしたり、レーザーライトなどの先進装備も取り入れているため、NXは悪くはないもののさすがに3年後は厳しいのでは、と予想します)。
あくまで個人的な予想ですが、少なくとも次期NXが2022年までに発売、新型NXでは現行通りガソリン車とハイブリッド車が用意される可能性はかなり高いと思います。
プレスリリースではカナダでの生産は2022年初めからとありますので、もしかすると2021年中にはいずれかのモーターショーで新型NXが発表される可能性もありますね。
上記はあくまで、ニュースリリースと絡めた当方の予想によるものですが、一定の真実味はあるのではないでしょうか。
2020.09.4追記:次期NXの商標登録が日本国内で申請されました!
2020年6月22日に次期NXと思われるモデルの商標登録がトヨタ自動車によって申請されました。
モデルチェンジの時期、パワートレーンの内容についてはこちらの記事で詳しく分析しています。
レクサスNXはいつ買うべき?
2022年のフルモデルチェンジとすると、あと3年弱は現行モデルが継続されることになります。
もちろんフルモデルチェンジまで待つのもありかと思いますが、フルモデルチェンジの時期がまだ読めないこと、現行NXは非常に完成度・商品力が高い(特に2019年度の年次改良で安全装備がレクサスの最新世代にアップデート)ことから、今買うのも大いにアリだと思います。
しかも、レクサスNXは非常にリセールバリューが高い(某サイトの評価ではSSランクの最高クラス)ので、3年後の売却価格も期待できます。(リセールバリューを最大化するためのオプション選びはこちらにまとめています。)
今購入すればちょうど初回車検時にフルモデルチェンジモデルに乗り換え…といったことも可能です。
この完成度の高いレクサスNXで過ごす2~3年は非常に有意義な時間になることは間違いありません。
人生にとって時間は有限ですから、今購入できる余裕があるなら、クルマとともに人生を楽しむ時間を最大化することをオススメしたいと思います。
レクサスNXをこれから検討される方へ
都内のディーラーであれば当方からのご紹介が可能です。
レクサスは通常車両値引きはゼロですが、紹介を受けることにより、約10万円相当ディーラーオプションのサービスが可能です。
なお、上記はあくまで紹介を受けることによるサービスですので、通常のサービスの交渉、下取り価格の交渉は別途可能です。
紹介キャンペーンの詳細はこちらに記載していますので、ご検討中の方はぜひご覧ください。
また、2018年モデルですが、こちらに私の注文書と値引き条件を掲載していますので、ご参考にしていただければと思います。
愛車の維持費を大幅に削減する方法をご存知ですか?
それは「自動車保険の見直し」です。
車の購入と同時に必須となるのが自動車保険。
位置づけは”任意”保険ですが、レクサスオーナーで加入しないという方はいないと思います。
(個人的にはレクサス車に限らず無保険車はありえないという認識です)
私のレクサスNXが加入した自動車保険の保険料は、495万円の一般条件の車両保険(フルガード)、495万円の車両新価特約、弁護士特約、ロードアシスタンス特約に加入した上で、年間3万7,380円でした。
ちなみに当初見積した東京海上日動の自動車保険は、ほぼ同条件の見積内容で年間7万8,700円でした。
東京海上との差額は何と4万1,320円!
同じ保証内容で保険料を半額以下に抑えることができました。
保険料を4万円も抑えることができたのは、ダイレクト型(別名:通販型/ネット型)の自動車保険を利用したからです。
ダイレクト型がなぜ安いのかはこちらの記事を参照ください。
安く抑えるためには、複数の保険会社の比較が基本。
今回は複数社に一度に見積が依頼できる無料の一括サイトを使って申し込みました。
具体的にはこちら2つのサイトで見積を依頼してみました。
●自動車保険一括見積もりサービス インズウェブ(SBIホールディングス)
●自動車保険一括見積もり依頼サービス 保険スクエアbang!
加入者の年齢や保障内容によって、保険料は異なってきますので、実際に見積を取って確認してみてください。
同じ保証内容でも、30代ではA社が安いのに、40代ではB社が安いといったこともあります。
上の3つのサイトで申し込めば主な保険会社は網羅できます。
自分の場合、安かったのは、チューリヒとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)。
保険料がほぼ同じだったので、最終的にロードサイド特約が充実していたセゾン自動車火災にしました。
一括見積サイトで申し込むと、順次メールで各社見積が届きます。
(早い会社は即時、遅い会社でも数時間後には届きました。)
メールのみで電話での営業も一切ないので安心です。
そのままメールからウェブサイトで保険の申し込みができます。
ウェブサイト上で特約や保証額を必要な内容に調整し、全てネットで完結。
できればお世話になりたくはない一方で非常に重要な自動車保険。少し工夫するだけで大幅な節約が可能です。
万が一に備えた上で、安心・安全なカーライフを楽しみましょう!
自動車保険を節約する詳しい方法は、こちらの記事を参照ください。あわせて読みたいレクサスNXの自動車保険を車両保険付きで3万円台した方法 – LIFE with NX
実際に加入した私の保険見積書も公開しております!
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