レクサスNXが納車されて約1年が経過しました。
今回は1年間レクサスNXを乗ってみての感想を、オーナー目線でレビューをしてみたいと思います。
3月23日(土)にはお世話になっているディーラーで1年点検を予定していますが、1年点検の様子はまた記事にしたいと思います。
レクサスNXで満足しているポイント
まずはNXで満足しているポイントから。
必要十分な動力性能
自分のレクサスNXは1998cc・直列4気筒DOHCターボエンジンに、6速ATを組み合わせたNX300(”I package”)というグレードです。
以前(といっても10年近く前ですが…)乗っていた30系ハリアー(2.4L)と比較して、排気量は下がっているものの最高出力238ps/4800-5600rpm、最大トルク35.7kgf・m/1650-4000rpmといずれも大幅にアップしています。
ちなみにハリアー(2.4L)は160ps/5600rpm、最大トルク22.5kg・m/4000rpmですので、出力・トルクともに約1.5倍となっています。
結果、ハリアーで感じていた登り坂でのパワー不足はNXでは全く気にならなくなりました。
また、ハリアーは登り坂ではエンジンの回転数も上がり、音もかなり五月蝿かったのですが、NXの場合は平地とほぼ変わらないエンジン音で走行できます。
同じエンジンを積んでいるRX300だと、車重がNXよりも150kg程度重くなる分、若干パワーが物足りなくなるかもしれません。
ドライブモードでSportを選択すると、アクセルに対するレスポンスがクイックになり、ワインディングでの走行も楽しめます。
総じて走行性能は必要十分で、このクラスのSUVとしては十分満足できるのではないでしょうか。
また、高速での燃費が予想以上に良くて驚きました。
高速を85km/hでクルーズコントロールで巡航すれば、17〜19km/lは出ます。
特徴的なエクステリアデザイン
NXは一目でレクサスファミリーと分かるスピンドルグリルのほか、L字ポジションランプなどレクサスのデザイン言語に沿ってエクステリアがデザインされています。
スピンドルグリル採用後のレクサス車は全体的に押し出し感の強いデザインのため、好き嫌いが分かれると思いますが、個人的には近年のレクサスのデザインは好みです。
ただ迫力感を求めた押し出し感ではなく、上品さと精緻さを併せ持っていると思います。
NXではありませんが、たとえば半年かけてデザインされたというLSのメッシュグリルの緻密さは感動もの。ずっと眺めていられます笑
また、NXのサイドのプレスラインも特徴的なパートです。
最近のメルセデスやマツダは、プレスラインを極力排除し、面構成で魅せるデザインを志向しており、それはそれで陰影でボディーカラーが変化して魅力的だと思うのですが、こうしたはっきりしたプレスラインも、ストレートにシャープさを演出しており、個人的には好きです。
ここまでの絞った造形は、鉄板のプレス限界に達しているとか。確かに現行のトヨタ車ではここまで絞ったプレスラインを持つ車はなく、レクサスだからこそできるデザインだと言えます。
高いインテリアの質感
レクサスNXの魅力の1つに高いインテリアの質感があります。
弟分として登場したレクサスUXと比較して、NXが優位な部分です。
オプションを装備したUXの上位グレードはNXと価格帯が重なってきますから、インテリアを比べてみてNXにするという方も多いようです。
中央に配置された金属調のフレームとソフトパッドで覆われたダッシュボード、本杢や本アルミのオーナメント(”I package”以下ではメタルフィルム)などは発売から5年経過した今でも古さは全く感じられません。
ステアリングの質感はクラスとしては十分なものですが、RX・GS仕様のステアリングに変更することで大幅に質感が向上しました。
10.3インチハイブリッドナビの操作性
レクサスNXは2017年9月のマイナーチェンジで大幅にナビ周りがアップデートされたのが大きなトピックでした。
前期ではディスプレイのサイズが7インチと小さく、また表示内容も昔のトヨタタイプのものでしたが、マイナーチェンジでディスプレイが10.3インチに大型化し、ハイブリッドナビにアップデートされました。
これにより、地図と映像の2画面表示が可能になり、エンターテイメント機能も大幅にアップデートされました。
RX・ES以上のクラスではディスプレイサイズが12.3インチと一回り大きくなりますが、NXの10.3インチでも比べなければ不満はないですね。
また、マイナーチェンジではリモートタッチパッドの操作範囲も拡大され、操作性もよくなっています。
慣れれば、RXのマウス式よりも操作しやすいと思います。
充実した安全装備
レクサスNXは発売は2014年と5年前ですが、その当時から先行車追従式のレーダークルーズコントロールなど、レクサスの最量販車種として安全装備には力が入っていました。
2017年のマイナーチェンジでもアダプティブハイビームなどの先進装備が追加され、BSMなどのオプションを装着すれば必要十分な安全装備となります。
レーンディパーチャーアラートやクルーズコントロールは今ではないことが考えられないくらいの装備ですね。
また、ブレーキホールド機能についても便利すぎて手放せません。
2019年5月の年次改良ではレーンディパーチャーアラートがレーントレーシングアシストに進化し、ロードサインアシストも追加されるなど、最新のUXと比較しても遜色のない安全装備が装着可能です。
ちょうどいいサイズ感
都内で乗り回すにはジャストサイズです。車幅感覚も非常に掴みやすいです。
車幅感覚はRXでも問題ないのですが、やはり都内の住宅街の幅の狭い路地での取り回しには相当気を遣う…というか諦めざるを得ない道もあります。
ラゲージのスペースも必要十分。5人フル乗車での1泊2日の旅行ぐらいは対応できます。
レクサスNXで不満なポイント
続いては不満なポイントです。
レクサスNXには総じて満足しているのですが、1年間乗っていたり、上級車種と比較すると物足りない点も出てきます。
車体剛性
レクサスNXの発売は2014年と、プラットフォームとしてはやや古く、また車高も高いため、ロールはどうしても感じてしまいます。
道路での段差などを乗り越えた際の振動のいなし方についても、GSなどのレクサスの上級車種と比べるともう少しかな、という印象です。
静粛性でもUXのほうが上な印象(もちろん並みの車よりは十分静かです)。
このあたりはボディ剛性が飛躍的に上がったレクサス版TNGAを採用した次期モデルに期待です。
夜間の車内の暗さ
レクサスNXには標準ではイルミネーション関係がほとんどないために、夜は真っ暗になります。
RXやES(”version L”のみ)、GS、LSではアンビエントライトが備わりますが、NXでは装備がありません。
自分の場合は、カップホルダーイルミや、オーディオユニットへのイルミ追加、インサイドドアハンドルへのイルミ追加などを行いましたが、この暗さはNXの弱点だなと思います。
近日公開しますが、ショップでアンビエントライトを施工したら、車内の雰囲気が劇的に変わりました。
これはかなりオススメのカスタマイズです。
まとめ
細かな不満点はありますが、同価格帯のSUVとしてはかなり満足度が高い車なんじゃないかと思います。
私のように弄ったりしなくても、安全装備系は万全ですし、シーケンシャルターンシグナルランプなど見た目も非常にいいです。
“I package”以上のグレードであれば、素の状態でも十分ですが、細かな不満点も、カスタマイズすることで不満が解消され、さらに満足度を上げることができます。
次の車についてはまだ何も考えていませんが、フルモデルチェンジしたNXにまた乗ってみたいと思える車です。
以上、レクサスNXの1年経過後のレビューでした。
1年点検とあわせたティーラーの満足度や維持費についても近いうちに記事にしたいと思います。
愛車の維持費を大幅に削減する方法をご存知ですか?
それは「自動車保険の見直し」です。
車の購入と同時に必須となるのが自動車保険。
位置づけは”任意”保険ですが、レクサスオーナーで加入しないという方はいないと思います。
(個人的にはレクサス車に限らず無保険車はありえないという認識です)
私のレクサスNXが加入した自動車保険の保険料は、495万円の一般条件の車両保険(フルガード)、495万円の車両新価特約、弁護士特約、ロードアシスタンス特約に加入した上で、年間3万7,380円でした。
ちなみに当初見積した東京海上日動の自動車保険は、ほぼ同条件の見積内容で年間7万8,700円でした。
東京海上との差額は何と4万1,320円!
同じ保証内容で保険料を半額以下に抑えることができました。
保険料を4万円も抑えることができたのは、ダイレクト型(別名:通販型/ネット型)の自動車保険を利用したからです。
ダイレクト型がなぜ安いのかはこちらの記事を参照ください。
安く抑えるためには、複数の保険会社の比較が基本。
今回は複数社に一度に見積が依頼できる無料の一括サイトを使って申し込みました。
具体的にはこちら2つのサイトで見積を依頼してみました。
●自動車保険一括見積もりサービス インズウェブ(SBIホールディングス)
●自動車保険一括見積もり依頼サービス 保険スクエアbang!
加入者の年齢や保障内容によって、保険料は異なってきますので、実際に見積を取って確認してみてください。
同じ保証内容でも、30代ではA社が安いのに、40代ではB社が安いといったこともあります。
上の3つのサイトで申し込めば主な保険会社は網羅できます。
自分の場合、安かったのは、チューリヒとセゾン自動車火災(おとなの自動車保険)。
保険料がほぼ同じだったので、最終的にロードサイド特約が充実していたセゾン自動車火災にしました。
一括見積サイトで申し込むと、順次メールで各社見積が届きます。
(早い会社は即時、遅い会社でも数時間後には届きました。)
メールのみで電話での営業も一切ないので安心です。
そのままメールからウェブサイトで保険の申し込みができます。
ウェブサイト上で特約や保証額を必要な内容に調整し、全てネットで完結。
できればお世話になりたくはない一方で非常に重要な自動車保険。少し工夫するだけで大幅な節約が可能です。
万が一に備えた上で、安心・安全なカーライフを楽しみましょう!
自動車保険を節約する詳しい方法は、こちらの記事を参照ください。あわせて読みたいレクサスNXの自動車保険を車両保険付きで3万円台した方法 – LIFE with NX
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